5000円で味わえる、最高の一夜。「スパイスカフェ」初体験記

 押上の「スパイスカフェ」へ、初めて行ってきました。
f:id:kagariharuki:20161008202747j:plain
spicecafe.jp
 
 カレー好きの間では以前から大変な評判だった「スパイスカフェ」ですが、予約がほぼ必須と聞いていただけに、なかなか足を向ける機会がなかったのです。
 そんな折、ちょうど押上方面へ行かざるを得ない極めて重要な用件が発生。調べてみたら、ちょうどスパイスカフェも数ヶ月にわたる休業を経て、10月から新装開店する! とのことで、すかさず予約をとって向かいました。
 
 で。行ってみたら、これがもう、大変に素晴らしい体験でした。
(10月のコースメニューを事細かに紹介しているので、10月中に訪問予定の方はネタバレにご注意ください)

続きを読む

「シン・ゴジラ音楽集」も最高なので、「シン・ゴジラ」を観た人はみな買うべき

 「シン・ゴジラ」。本当に素晴らしい映画です。
 既に凄い熱量と情報量が込められた力強い感想がたくさんネット上に上がっているので僕の出る幕なんて無いかな……と思いつつも、やっぱり素晴らしい作品のことはやっぱり自分の言葉で全力で褒めちぎりたい。ということで書きます。
 主なテーマは、まだあまり言及されていない(気がする)、本作のサントラ「シン・ゴジラ音楽集」です。

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ音楽集

(2016.9.28 追記)
 本エントリに辿りついた方の多くが既にご存知かもしれませんが、日経ビジネスオンラインの片山杜秀先生へのインタビュー記事「音楽から“深読み”する「シン・ゴジラ」 そして伊福部音楽が耳に残るワケ」において、光栄にも、拙稿を参考文献としてご紹介いただきました。
 音楽を軸にこんなにも明瞭に「シン・ゴジラ」の構成を解き明かせるなんて、と目から鱗が落ちまくりで、僕にとっては「模範解答」と言いたくなるような素晴らしい内容でした。そして続編の予想も最高です(もし実際にそうなったら賛否両論に分かれるでしょうが……)。
 あわせてぜひお読みください。
business.nikkeibp.co.jp

 

続きを読む

「言葉は都市を変えてゆく 小沢健二 美術館セット×2」金沢21世紀美術館2016.6.21ライブレポート #ozkn

f:id:kagariharuki:20160621203726j:plain

はじめに

 いよいよ大詰めを迎えている小沢健二さんのツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」。
 その番外編的なアコースティックギター弾き語りソロライブ「言葉は都市を変えてゆく 小沢健二 美術館セット×2」が、金沢21世紀美術館と大分県立美術館の2ヶ所で行われています。
 今回のツアーで初お披露目となる新曲を含めたセットリストで、今回バンド編成のほうではやっていないモノローグの朗読もあり。小沢さんが昨年の「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」で弾き語りライブをしたときと同じような構成です。
 
 本エントリは、このうち、2016年6月21日(火)金沢21世紀美術館(以下、21美)でのライブレポートになります。
 (2016.6.27追記)自分は大分に行けなかったのですが、大分へ行かれた方のお話を元に、ほんの少しだけ追記しました。
 
 事前(前日の夜遅く?)に「モノローグ中のSNS文字発信のみ可」とのアナウンスがあったので、今回も例によってTwitterで実況をがんばりました。


 というわけで、前回のクアトロや前々回のクアトロのように、今回もTwitterで実況したときの記録を下地に*1、実況が追いつかなかった箇所の補足をしながら時系列順に振り返っていきます。
 
 なお、(バンド編成のほうのライブとはセットリストが大きく異なるものの)新曲のタイトルや曲のアレンジの比較など、これから福岡で観る予定の方にとってもネタバレになる要素が含まれているので、どうかご注意ください。
 
(関連記事)

  • 前回のクアトロ実況

  • 前々回のクアトロ実況

  • 今回のバンド編成のほうのライブレポート

*1:と言いつつもほとんど原型を留めていませんが

続きを読む

小沢健二「魔法的」の“あの動き”をおさらいしよう #ozkn

 現在、終盤にさしかかっている小沢健二さんのツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」。
(ライブレポートはこちら↓)
kagariharuki.hatenablog.com
 
 すでに行った方ならご存知の通り、今回は“あの動き”が大変に印象的です(ネタバレ防止のためオブラートに包んだ表現)。
 一度観ただけではなかなか覚えきれない“あの動き”、それを写真でおさらいしよう、という内容です。
 
 今回は完全にネタバレ(というか観ていない人にはさっぱり伝わらないはず)ですので、これから行く予定の方はくれぐれもご注意を。

続きを読む

山下賢二「ガケ書房の頃」(夏葉社)

僕たちは本屋さんに「WE STILL LOVE YOU」と言い続けられるのか?

 
 山下賢二「ガケ書房の頃」(夏葉社)。
 中野ブロードウェイの「タコシェ」にて、比較的目立つところに平積みされていました。

ガケ書房の頃

ガケ書房の頃

 京都の個性的な本屋「ガケ書房」(現在は移転し「ホホホ座」)の店主による、「外で一言も会話しなかった」幼少期のエピソードに始まり、本屋開業までの紆余曲折の青春時代、そして「ガケ書房」の苦闘の日々から「ホホホ座」誕生に至るまで、著者の半生がたっぷり語られたエッセイです。

続きを読む

【ネタバレなし】小沢健二「魔法的」ツアーグッズ「魔法的電子回路」の研究 #ozkn

はじめに

 2016年5月25日より始まった小沢健二「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」ツアー。

(ライブレポートはこちら)
kagariharuki.hatenablog.com


 そのツアーグッズの中でもとりわけ異彩を放つのが、「魔法的電子回路」なる代物です。
 いわゆる「光り物」で、クリスマスツリーに巻き付ける電飾のように、身体のいろいろなところに巻き付けることができます。
 ひとつ500円で、全4色(赤、青、紫、緑)。
f:id:kagariharuki:20160528101959j:plain
f:id:kagariharuki:20160528102054j:plain
 
 筆者は初日と2日目に連続で観に行ったのですが、客席で身に付けていた人は少なかった(全体の2〜3割くらい?)です。
 物販コーナーに寄る時間がなかった人や、「電子回路」の存在自体を知らずに(もしくは興味を持たずに)入場した人も多かったのでしょう。
 そうした状況を受けてか、2日目には客席内で「電子回路」の行商をするスタッフの方もいましたが、それでも「付けている人が若干増えたかな……?」といったくらいです。

 僕個人の意見を言えば、今回のライブで「魔法的電子回路」を身に付けないのは、実にもったいない!
 というか、絶対に身に付けて臨むべき!!
 (ネタバレになるので詳しくは書きませんが)ライブの演出的に「身に付けてきてよかった」と思える場面がありますし、何より僕は、暗転した客席の中いっぱいに「魔法的電子回路」の光が点っている光景を見てみたい。

 というわけで、「魔法的電子回路」の普及と振興を願って、本エントリでは、その装着法の案と諸注意の研究結果を記したいと思います。

続きを読む

小沢健二「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」ライブレポート #ozkn

f:id:kagariharuki:20160526120629j:image
はじめに(ネタバレなし)

 2016年5月25日より始まった、小沢健二「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」ツアー。それがついに6月27日の福岡公演をもって閉幕しました。

  

 本ライブレポートは、セットリスト(ナタリーの記事より引用)に沿って備忘録的に初日(5/25)と2日目(5/26)の模様を中心に書き留めたものです。

 初日限定の出来事は青文字で、2日目限定の出来事はオレンジ文字で表記しています。その後の公演で起こった出来事も、わかる範囲で書き加えました。
   
《関連記事1》
 「魔法的電子回路」について単独でエントリを書きました。ネタバレ無しですので、予習にぜひ。 

《関連記事2》
 今回のツアーが発表されたときの実況レポートです。「魔法的モノローグ台本+4+2」を買われる前に、どんな話が載っているのかな? とお試しでお読みいただいても良いかもしれません。

《関連記事3》
 既にライブに行った人ならご存知の、“あの動き”のおさらいです。こちらは全編ネタバレ全開ですのでご注意を。 

 《関連記事4》

 金沢21世紀美術館での、アコースティックギターの弾き語り&朗読ライブ「言葉は都市を変えてゆく 小沢健二 美術館セット×2」のライブレポートです。バンド編成のライブとは大きく異なる内容ですが、やはりツアー全体のネタバレを多く含みますのでご注意を。  

  

 以下、まずはネタバレなしでグッズ等について説明していきます。