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「言葉は都市を変えてゆく 小沢健二 美術館セット×2」金沢21世紀美術館2016.6.21ライブレポート #ozkn

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はじめに

 いよいよ大詰めを迎えている小沢健二さんのツアー「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」。
 その番外編的なアコースティックギター弾き語りソロライブ「言葉は都市を変えてゆく 小沢健二 美術館セット×2」が、金沢21世紀美術館と大分県立美術館の2ヶ所で行われています。
 今回のツアーで初お披露目となる新曲を含めたセットリストで、今回バンド編成のほうではやっていないモノローグの朗読もあり。小沢さんが昨年の「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」で弾き語りライブをしたときと同じような構成です。
 
 本エントリは、このうち、2016年6月21日(火)金沢21世紀美術館(以下、21美)でのライブレポートになります。
 (2016.6.27追記)自分は大分に行けなかったのですが、大分へ行かれた方のお話を元に、ほんの少しだけ追記しました。
 
 事前(前日の夜遅く?)に「モノローグ中のSNS文字発信のみ可」とのアナウンスがあったので、今回も例によってTwitterで実況をがんばりました。


 というわけで、前回のクアトロや前々回のクアトロのように、今回もTwitterで実況したときの記録を下地に*1、実況が追いつかなかった箇所の補足をしながら時系列順に振り返っていきます。
 
 なお、(バンド編成のほうのライブとはセットリストが大きく異なるものの)新曲のタイトルや曲のアレンジの比較など、これから福岡で観る予定の方にとってもネタバレになる要素が含まれているので、どうかご注意ください。
 
(関連記事)

  • 前回のクアトロ実況

  • 前々回のクアトロ実況

  • 今回のバンド編成のほうのライブレポート


 

金沢21世紀美術館に到着

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 21美の場所は、金沢の街中、兼六園のすぐ近く。美術館自体は、図書館のように自由に入場できます。
 館内は壁と小部屋で迷路のようになっていて、その中心部で企画展(要入場券)をやっていますが、それ以外は自由に観覧できたり、別途入場券が必要だったり。小さな展示室がいくつも集まってできた大きな美術館、といったイメージでしょうか。
 せっかくなのでライブ前に小一時間ほど企画展等々を観ましたが、建物の面白さと作品の面白さが二重に伝わってきて、良い体験ができました。とても素敵な美術館だと思います。金沢の人たちがうらやましい。
 
 この日、「電子回路は赤のみ可」とのアナウンスがされていました。大分は「青のみ可」だそうです。
 

 

開場

 会場は、21美内の「シアター21」
 入り口から客席までの通路で、赤い羽根(募金とは関係ないと思うけど、あの募金でもらえる羽根を二回りくらい大きくしたようなもの)が矢印のように観客を誘導していきます。



 ステージは黒一色。中央に、椅子といくつかの機材と譜面台、飲み物を置いた台が並んでいます。ここでも赤い羽根がアクセントのように使われていました。ステージの後方には、バンド編成のときにもあった、円柱型の照明*2。スクリーンは無し。
 また、(これは開演後に気付いたのですが)天井からの照明は、ステージの床に草木の枝葉のシルエットを映し出しています。木漏れ日の中で演奏しているようなイメージでしょうか。
 



 実際、ライブ中は客席全体が赤一色に染まって美しかったです。単色で統一するのも良いものですね。
 
 バンド編成のときの客入れBGMは、「毎日の環境学」とかHALCALIとかスカパラとかフィッシュマンズとか、邦楽尽くし。今回とは好対照です。
 
 空席はおそらく最後列(機材用スペース?)だけで、他はびっしり埋まっていました。
 
 タケイさんは、ステージ下手から三脚付きのカメラでずっと小沢さんを撮影されていました。
 

実況前にお知らせ


 「シナモン(都市と家庭)」は「C」、「超越者たち」は「T」、「その時、愛」は「S」……と定義したものの、実際この3曲のうち演奏されたのは「シナモン」だけでしたね。
 
 今回、ライブレポートを書くにあたって記憶の限り補足をしましたが、それでも漏れや間違いは多々あり得ます。特にモノローグの部分は、僕の力不足のために、かなり再現度が低いと思います。「小沢健二はこう語ったのか」と真っ向から受け止めるのではなく、「おおむねこんな内容だったんだな」ってくらいの感触で、ふんわりとすくい上げていただければ幸いです。
 前回のクアトロでのモノローグが「魔法的モノローグ台本+4+2」という形で書籍化されたように、今回の朗読も何らかの形で多くの人の手に取れるようになることを、強く願いつつ……。
 

開演

 会場内の照明がゆっくりと暗くなり、暗闇の中でカウントダウン(たしか10始まりだったと思います)。5,4,3,2,1……で演奏スタート。
 

1. back to back

 イントロの「あのさ…」は無し。
 サビの「そんな自分が嫌だってこと」の後に*3「back to back」(発音は短く「ばっとぅばーっく」)と入れていたのが良かったです。
 アコースティックギターの演奏とともに、ほぼ全曲でドラムマシン*4からリズムパートをループさせていました。生ドラム風ではなく、いかにも打ち込み、って感じの音。足元には左右それぞれに違った役割のペダル。
 

2. ある光

 「back to back」からノンストップで。
 間奏とアウトロの語り有り。
 「東京の街が奏でる」のときと同様、「Let's get on board! 光よ! 一緒に行こう!」のフレーズもありました。
 

3. 神秘的

 「東京の街が奏でる」(と岡崎京子展)でしか演奏されていない曲なので、今回初めて聴いた人もいるかもしれません。僕も4年ぶりに聴いたので「知らない曲!?」と一瞬戸惑いました。「東京の街が奏でる」のときもアコースティックギターの弾き語り(ストリングスの伴奏とかはあったかも?)だった覚えがあります。
 

モノローグ「仮面のみゅーにあむ」

「仮面のみゅーにあむ」
 3歳になる息子の凜音、通称「りーりー」は、美術館が好きだ。ただ、りーりーの言葉では美術館は「みゅーにあむ」*5となる。
 ニューヨークには美術館が多い。MoMA(ニューヨーク近代美術館)から現代美術の美術館までさまざまあるが、りーりーはメトロポリタン美術館がお気に入りだ。りーりーはメトロポリタン美術館を「仮面のみゅーにあむ」と呼んでいる。「仮面」は、呪術的な仮面を思い浮かべてほしい。
 メトロポリタン美術館といえば印象派などの西洋絵画を展示している部屋が賑わっているが、一方では、人けのないシーンとした部屋がいっぱいある。古代文明のものや、日本の武士の甲冑とかが薄明かりの中で展示されている。りーりーのいうとおり、どの展示室にも仮面がある。
 美術館が意図しているのではなく、どの文明にも仮面があるらしい。根元的なもの。りーりーは無数にたたずむ仮面たちがすき。高いところに仮面があると「だっこだっこ」と頼んでくる。
 ゴッホの「星月夜」を人は「これがゴッホの…」と見る。人は、「ゴッホといえば耳を切った人」とか、フランスについてのイメージとかでみる。子どもは違う。
 「ニューヨークのメトロポリタン美術館でフェルメールを観ている私ってオシャレ」ってイメージをもつ。良い意味でも悪い意味でもなく。先入観。
 
 先入観やイメージは、助けにもなる。「ナイフは危ない」というイメージで人はナイフを口に入れなくなる。イメージとか先入観を子どもたちは持っていない。先入観なく、真っ直ぐにものに対峙する。
 子どもが真っ直ぐにものに対峙するとき、メトロポリタン美術館が「モネやマネの作品が展示されている美術館」ではなく、「仮面がたくさん並ぶ美術館」と思うのは、わかる気がする。
 「仮面のみゅーにあむ」

 

4. シナモン(都市と家庭)

 曲の前にMC。「ツアーでは新曲をやっていて、まだツアーを観たことのない人もいると思うんですが、次にやるのは『シナモン(都市と家庭)』という新しい曲です」。
 残念ながら踊りや変身ポーズや遠吠えは無かったです。
 

モノローグ「さらに、みゅーにあむ」

「さらに、みゅーにあむ」(客席笑い)
 僕らは美術館にイメージを持っている。美術館は、美術品があって、美術品を見るところ。
 うちの近所の、権威ある現代美術の美術館。あこがれと尊敬を集めている。
 ここに2歳のりーりーを初めて連れて行った。この美術館には展示室に警備員さんがいる。警備員さんはお客がいないときは座っていて、お客が来ると立つ。このルールに、りーりーが気づいた。
 りーりーは誰もお客のいない展示室に入っていく。すると、警備員さんが立ち上がる。警備員さんが立ったのに気づくと、りーりーは展示室を出る。すると、警備員さんが座る。また、りーりーが入る。警備員さんが立つ。りーりーが出る、警備員さんは座る……。
 りーりーは気づく。(無邪気な口調で)「このみゅーにあむ、なんておもしろいんだ!」(客席笑い)*6
 入ったり出たりを繰り返す……現代美術には、こんな空間芸術もありそうである。(批評文を読み上げるような口調で)ある部屋の中で一人座っている男が、部屋に人が出入りするたびに立ったり座ったりを繰り返す。20世紀初頭に席巻した、現代社会を痛烈に批評する作品である(客席笑い)。……もちろん、そんなことはない。
 
 でも、決まりって面白いのだ。美術館の決まりで遊ぶ。社会の決まりで遊ぶ。そういった遊びが僕は好きだ。りーりーが入る、警備員が立つ。りーりーが出る、警備員が座る。
 そういった遊びが好きだということは、僕も2歳児に近いのかもしれない。
 
 りーりーと妻はよく、「どんなみゅーにあむにいく?」と、あり得ないみゅーにあむの名前を挙げる遊びをしている。
「んー、おっぱいのみゅーにあむ!」
「おなかすいた、のみゅーにあむ!」*7
 そして、りーりーはさっきまで観ていたDVDを思い出して、こんなみゅーにあむは無いだろう、と自信満々な表情で言う。
「ドラえもんのみゅーにあむ!」(会場笑い)
 ここで、妻とりーりーの会話に僕が割って入らなければならない。
「ちょっと待って! あるんだよ、ドラえもんのみゅーにあむ!」
 きょとんとする妻とりーりー。
本当にあるんだよ、ドラえもんのみゅーにあむ。今度のツアーで日本に行ったときに観にいこう」

 

5. ぼくらが旅に出る理由

 この曲に限らずの話ですが、ギターを弾きながら終始楽しげに歌っている姿が印象的でした。一言でいうなら、機嫌無敵な感じ。
 

6. 飛行する君と僕のために

 「ぼくらが旅に出る理由」とこの曲が並ぶのは感慨深いですね。長年お馴染みの曲と、最近馴染んできた曲に、それぞれ新たな意味が加わる感覚というか。
 バンド編成だとリズム隊が印象的なアレンジでしたが、弾き語りでけっこう印象が変わった気がします。「超越者たち」にもそういった印象を抱いたのですが、この曲もホーンズやストリングスが組み合わさったアレンジを聴いてみたいですね。
 曲終わりにボソッと「むずかしい……(笑)」(会場笑い)。
「ツアーをやっていて、バンド(編成でのライブ)はあと3本で、盛り上がっているんですけど……僕は初日に戻されたような(笑) 」
 

モノローグ「時差ボケは傷痕のように治る」

「時差ボケは傷跡のように治る」
 日本とアメリカを行き来するときの時差ボケ。日本とニューヨークは13時間の時差がある。時差ボケがなくなるには2週間くらいかかる。
 妻は冗談で「先に飛行機で移動した身体に、魂が追いつくのに時間がかかる」という。
 行きの時よりも、帰ってきた時のほうが時差ぼけがきつい。それは、行きの時には目的があるけど、帰ってきた時には目的を果たしてきたからだろうか。
 時差ボケは傷跡のように治る。最初は傷口が痛むように、夜眠れなくなる。それが少しずつ治っていく。昼間に睡魔におそわれて2,3回昼寝したのが1回になる。傷跡がところどころ繋がるように。そして、時差ボケが治ると、傷跡なんてなかったかのように忘れる。

 

7. 天使たちのシーン

 今回のツアーでは、この曲でほとんどの歌メロをインプローヴ(即興・アドリブ)で歌っているのが大きな見どころです。それが一転、金沢では、耳馴染みのあるいつものメロディで終始歌われていました。
 また、バンド編成のほうでは曲の中盤で「飛行する君と僕のために」へ移ってしまいますが、(たぶん)フルコーラスでした。間奏は無し。
 


「虹色の」は間違いなさそうですが、未だ確たる正解は見つからず。 今のところ、「幻想」説や「戦争」説があります。
(大分でも「戦争」と聞こえた、という方が数名。ハッキリとは聞こえなかった、という方も数名。まだ確証はありません)
 

モノローグ「Is this Nihon? Or not Nihon?」

「Is this Nihon? Or not Nihon?」
 りーりーが好きなテレビ番組。エキゾチックな民族衣装の人たちの、奇妙な生活を映している。
 エキゾチックな人たちの暮らしを珍しそうに観ながら、りーりーが僕に訊く。
「これはなんだ?」
「これは日本だよ。『サザエさん』というんだ」(会場笑い)
 父親と母親と自分だけの家庭で育ったりーりーにとっては、サザエさんの家族構成も不思議だ。この子、誰の子だろう。なぜうちに、しょっちゅう酒屋さんがくるんだ。町中には、立って食べるレストランがある。あるいは、手を触れなくても開く扉。遠い遠い、エキゾチックな暮らし。そこはNihonというらしい。
 
 今、「魔法的」ツアーに完全同行しているりーりーが訊いてくる。
「Is this Nihon? Or not Nihon?」
(大分ではこのあたりで、大分空港へ向かう機内や空港からの車中から見かけた、日本の家々に対するりーりーの反応が述べられていたそうです)
 彼にとって日本とは、空間を意味する。畳があって、家具が低くて、ご飯のお皿が小さくてたくさんあって、家族みんなで食卓を囲む。町には楽しいボタンがたくさんある。トイレにだってボタンがある。ボタンを押すとジュースの出る機械があって、いちいち押してチェックしなくちゃならない。ちなみに、町じゅうに自動販売機があるのは、日本くらいです。
 りーりーは思う。「あの赤いボタン押したら、きっとパパが『うわっ、それだめ!』っていうぞ」。
 日本はみんな小さい。車だって、トラックだって小さい。ちなみにPOPEYEにも書いたけど、アメリカのトラックは電車の車両よりもでかいです。
 小さな花。小さな金魚。いとこたちが小さな場所で走ってる。それがりーりーにとっての日本。
 
 ただ、タクシーに乗っているときに彼は訊いてくる。
「Is this Nihon? Or not Nihon?」
 それはたとえば首都高沿いのビル街。渋谷の雑踏。ニューヨークのように、とてもやかましくて、お花なんてない。大きな外車かこれ見よがしに走ってく。
 あの小さな車たちではなくて、個人の成功を強調する、大きな車。
 おばあちゃんとおじいちゃんの家につくと、りーりーは安心して言う。
「This is Nihon!」
 
 幼い目には国家がみえない。彼らは直接物事をみる。日本という国家ではなく、直接みた日本。それはなんだろう?
 僕ら大人も、変わりゆく日本を、歩きながら見るといいのかもしれない。
「Is this Nihon? Or not Nihon?」と。

 

8. 春にして君を想う

 弾き語りによく合う1曲。公の場で演奏されたのは、「岡崎京子展」以来2度目でしょうか? 僕も初めて生で聴きました。最高です。
 

9. 今夜はブギー・バック

 「ひふみよ」の、スチャダラパーがゲストで出なかったときのバージョン*8に近かったと思います。基本は「nice vocal」で、ラップ部分も小沢さんが独特の節回しで歌って*9、最後は「大きな心」のサビも入ってくる。「ダンスフロアーに〜」はみんなで合唱しました。
 歌い出しのところでマイクトラブル*10があり、「……ビーブラザー」みたいな感じになってましたね。
(大分では、Boseさんが飛び入りでゲスト出演したそうです。「魔法的」ツアー史上、初のゲストですね)
 

10. 大人になれば

 バンド編成のほうに近いアレンジと歌い方でした。
 スキャットに入る前に「スッキャットを、きっかっせってっくっれっ!」「もう一回、きっかっせってっくっれっ!」と客をあおるところも、最後はギターをかき鳴らしながら「大人って感じ?こんな感じ?」とヒートアップするところも、ツアーを観ている人にはお馴染みの熱い瞬間でした。
 

モノローグ「OLIVE VIVE(オリーブは生きている)」

 OLIVE VIVE(オリヴェ・ヴィヴェ)。オリーブは生きている。
 90年代、僕はマガジンハウスの「オリーブ」に「ドゥワッチャライク」を連載していた。あれを通してエッセイを書く面白さを知った。僕の連載が終わりOliveが休刊してから時が流れて、2014年の暮れ。マガジンハウスの「GINZA」の別冊で1号だけ「オリーブ」を出すから、連載を書かないか?と頼まれた。
 写真は連載と同じくカメラマンの天日恵美子さんにお願いした。天日さんは結婚して、今の苗字は葉山さん。お子さんもいる。当時はマガジンハウスの所属(社員?)だったけど、今はフリーのフォトグラファー。「身のまわりにある、愛に溢れた光景を」と写真をお願いした。
 その写真が添えられて掲載された「ドゥワッチャライク」を読んでみます。
 
 「2199年のドゥワッチャライク」。(首をかしげて苦笑しつつ)たしかこれ、連載4千9百……何回とかです(笑)*11
(以下、「オリーブ」に載った「2199年のドゥワッチャライク」を全文朗読。ドゥワッチャライクが連載206年目に突入した話とか、オリーブが地下出版になった話とか、少々湿ったオリーブとかの話で、ところどころ笑いが起きています)






(国連のグラシャーノ事務総長愛用のパジャマの胸に、小さな小さな、ちいーさな「OLIVE VIVE」の刺繍)
(朗読終了)
 
 これを書いたとき、本当に「オリーブは生きている」と書いたシャツがあればいいと思った。
 そこで、今回のツアーで実際に作った。別名「無反省Tee」。モノローグの本の巻末にも、「オリーブは生きている」と書いてある。今の僕の活動は、「ドゥワッチャライク」を書いていたときがなければなかった。
 僕の連載は終わり、オリーブも休刊した。みんなそれぞれの暮らしをしている。
 いま、何かを一緒にしている人たちも、時が経てば離れて違うことをするだろう。そのときも今も、歌も、写真も、絵も、言葉も、きかせてください。歌も、写真も、絵も、言葉も、胸に持ちつつ。*12

 

11. 天気読み

 「犬」の曲は弾き語りでよく映えますね。かっこいい。
 「変な気持ちだってどうにかなってゆく」や「鮮やかなフレーズを誰か叫んでいる」などをそれぞれ3回くらい繰り返していたのが印象的でした。
 

12. 強い気持ち・強い愛

 「天気読み」からノンストップで。アコースティックで全員着席した状態では、なかなか気持ちの昂ぶりをアピールするのが難しいですが、それでも我慢しきれず「あーっという間の」とか「パーッと輝く」とかサビとかで、小さい(でも熱い意志を感じる)動きで反応していた人たちの姿がちらほら目につきました(僕含む)。
 

「金沢のみなさん、他のところからきたみなさん、そして金沢21世紀美術館のみなさん、ありがとう。最後の曲です。これも新曲です。『流動体について』」

 

13. 流動体について

 新曲の中でも特にかっこいい「流動体について」。アコースティックでもそのかっこよさは健在。むしろ直接的に突き刺さってきます。最高です。
 美術館セットのタイトル「言葉は都市を変えてゆく」は、この曲の歌詞から来ています。ラストを飾るにはこの上ない。
 

終幕

 ほんとうにありがとう。
 本日最後のカウントダウンです(客席から、ええっ、という声)。
 5,4,3,2,1,……日常に帰ろう。

 


 
 
 
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 終演後、金沢駅東口にて。

*1:と言いつつもほとんど原型を留めていませんが

*2:縦にスリットが入っていて、点灯したまま回転したりする。どういう名前なんでしょう、あれ

*3:「その時、愛」の「本当に」や「こっそり」みたいな感じで

*4:専用の機材? それともタブレット端末のアプリとか?←大分のMCで「いつも使っている携帯(iPhone?)から鳴らしている」との説明があったそうです

*5:「みゅーにあむ」の発音は、日本語発音の「ミュージアム」とは異なり、おそらく英語の「Museum」寄りの発音です。「カーラジオ」「ズートピア」みたいなイントネーション

*6:余談ですが、実は金沢21世紀美術館も同じ方式でした。平日の夕方だからそんなに人がいないので、僕が小部屋に入ると、スタッフの方が慌てて立ち上がる。僕はちょっと申し訳なく思ったけど、2,3歳の子からしたら、そりゃあ面白いだろうと思います

*7:もう一つあったはずですが忘れてしまいました

*8:つまり「我ら、時」では聴けないもの

*9:笑っていいとも!出演時もこんな感じだったかな?

*10:他の方によると、マイク切替のミス?

*11:手元の「オリーブ」で確認してみたら、4714回でした

*12:わざわざ書くのも野暮ですが、「本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると」とか「祈り! 光! 続きをもっと聞かせて!」とか、いろいろな歌詞が浮かんできて、涙があふれそうです