はじめてのフジロック【6】報告編~フジをロックするのは誰だ?

「あ、それと、今年のフジロックフェスティバルに出ます!」

 2月24日の「ミュージックステーション」でこの一言を聞いて以来、気持ちを乱高下させつつ、ずっとこの時を待ちわびていた。
 
 FUJI ROCK FESTIVAL 2017への、小沢健二の出演。それも1日に2ステージ。
 フジロックどころかキャンプすら経験したことのない自分が、無事に小沢健二のステージを観られるのか――その準備の過程はこれまでの本シリーズで書いたとおり。
 そして、無事に観ることができた2ステージの模様はここでたーっぷりと詳しく書いている。
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 ここ数ヶ月間いろいろと準備してきたのはすべて、2017年7月28日から30日までの3日間のため。
 結論から言えば、ほんとうに来てよかった。たくさんの時間とお金を費やして準備した甲斐があった。来年のラインナップがどんな顔ぶれであろうと、またフジロックへ参加したいと思う。
 
 というわけで本稿は、3月から毎月書いてきた「はじめてのフジロック」の最終回、FUJI ROCK FESTIVAL 2017当日3日間のレポートとなる。
 

目次

 

これまでのあらすじ

 最終回らしく、まずはこれまでのあらすじを振りかえっておこう。
 
2月24日:小沢健二氏、フジロック出演を発表
ミュージックステーションの生放送中に小沢氏が「フジロックフェスティバルに出ます」といきなり発表
直後のCM中に、勢いよく3日通し券+キャンプサイト券を購入してしまった。
ここから泥縄式に、フジロックやキャンプについてイチから調べ始める。
 
3月25日:はじめてのフジロック【1】計画編
まずはどんな手段・日程でフジロック参戦をするかを検討。
往復ともに新幹線で、初日(7月28日)の夜に会場入りし、3日目の夕方までキャンプサイト泊で滞在。と決めた。
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4月19日:はじめてのフジロック【2】買物編
必要な装備を検討&購入。
キャンプ経験ゼロのため、なにかと出費がかさんだ。テント等のかさばる品物は通販で買ったが、それでもアウトドアショップにも何度足を運んだかわからない。
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5月25日:はじめてのフジロック【3】予習編
テント泊の予習のため、近場でキャンプ初挑戦。
あいにく雨に降られっぱなしの初キャンプだったが、いま考えると本当に良い練習になったと思う。
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6月22日:はじめてのフジロック【4】魔法編
番外編。「合法的電子回路」を108個輸入した。
これをフジロックの会場で配ってまわりたかったのだが、会場内の物販で本物の「魔法的電子回路」が販売されるとわかり、(本家への営業妨害になってしまうため)断念。いまも自宅に108個の合法的電子回路が眠っている。
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6月30日:FUJI ROCK FESTIVAL 2017、タイムテーブル発表
多くのファンが時間被りを危惧していた小沢健二とCorneliusは、被ってはいないもののハシゴするには厳しい間隔だと判明。


 
7月17日:はじめてのフジロック【5】作戦編
発表になったタイムテーブルをもとに、3日間の具体的なスケジュールを決定。会場入りを28日の昼間に前倒しした。
荷物リストも4月作成のバージョンからアップデート。
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 ……といった調子で、約半年にわたって少しずつ準備を進めてきた。
 で、実際に3日間のフジロックを終えて、どうだったかというと――
 

はじめてのフジロックを終えて

 ――最初にも書いたとおり、楽しかった。すごく楽しかった。行ってよかったと、心から思う。
 3日間の細かい流れは後述するが、その前にざっと気づいたことを。
 

雨に降られまくりの3日間

 フジロック史上でも珍しい、雨に降られまくりの3日間だった。
 ほんの数日前まで「3日間晴れっぱなしです! 砂埃対策でマスクの用意を!」と言われていたにもかかわらず、直前でいきなり「3日間雨です! 長靴も用意したほうが良さそう!」と真逆の予報になって焦る焦る。
 あらかじめ装備を揃えておいて本当によかった。というか、全身しっかり雨具で固めていても心が折れそうだった。
 

ひかえめに遊んでも疲労困憊

 最初から「欲ばらない」と目標を立てていたので、今回、3日間で観たライブの数は約12本(部分的なものを含む。通しで観たのは9本)。
 その気になれば倍以上の本数を観られただろうが、慣れない場で過密スケジュールにしても……と思い、事前に観る予定だったもの以外はほとんど行かなかった。とはいえ、せっかくだからもうちょっと観てみればよかったかな、と今にして少し後悔もあり。
 ただ、この程度のはしゃぎっぷりでも、帰ってから1週間くらいずーっと疲れが抜けなかった。ライブの本数は少なくても、やっぱり舗装されていない高低差のある道を歩きまくったことが響いたのだろう。
 ちなみに、3日間の活動量はこんな感じだった。


 

電子マネー派でも、現金はそれなりに用意したほうが良い

 フジロック会場の大半のレジでは電子マネーが使える。筆者は普段から積極的に電子マネーを使っているが、念には念をと思ってそこそこの額の現金も持っていった。
 実際に行ってみると、たしかに大半のレジで電子マネーが使えた。ただ、規模の大きな店*1だと現金用レジと電子マネー用レジとで列が分かれていて、現金用レジのほうが回転が早いことがままあった。
 お釣りが出ない分、電子マネーのほうがスムーズにいきそうなものだけど、端末の操作に不慣れな店員が多かったり、客側の電子マネーがうまく反応しなかったりで、意外に滞っている様子だった。というわけで、現金のほうが小回りがきく場面も多そうだ。
 あと、友人知人と分担して食べ物を買いに出る場面も多かったため、そういったときの精算用にも細かい現金がほしいところ。
 

(時間と金さえ許すなら)毎年フル参加したい

 したい。ただ、個人的には時間的なハードルがなかなか厳しい。具体的には木曜・金曜に遊びに出るのが難しい。
 土日だけの参加なら難なくいけるだろうけど、金曜の午後時点でもキャンプサイトが埋まりまくっていたことを考えると、土曜朝着でテント泊をするのはなかなか大変そうだ。実際、土曜早朝にキャンプサイト入りした人の姿も多かったが、みなテントのスペース探しに難儀している様子だった。
 「フジロックは平均年齢が高い」とよく言われるけど*2、そりゃそうかもな、といった印象。社会人が時間と金をどうにか捻出して行くか、大学生くらいの(金は無いけど時間と体力の余裕がある)時期に強行軍で行くか、のどちらか(とくに前者)が大半を占めるのだろう。若手社会人などにはなかなか厳しい条件だ。
 ただ、そういった一種のハードルの高さが、フジロック特有の洗練された雰囲気にもつながっているようにも思う。もちろん、ルール違反をしている人の姿もけっして少なくないのだけど……。
 

その他、楽しかったこと

  • 野外ならではの開放感のもとで音楽を聴くのは気持ちいい

 WHITE STAGEの最前エリアですし詰め状態のまま観たDeath Gripsや小沢健二は例外として、他のライブでは総じて野外ならではの開放感が味わえた。
 たとえばWHITE STAGEのレキシは入場規制がかかるほどの人気ぶりだったようだけど、それでも普通のライブハウスよりずーっと広々と踊れて、ずーっと開放感が味わえた。
 

  • 食べ物がうまい

 うまい。うまかった。また食べたいと思うものがたくさんある。
 天気が天気だったために、屋根のない場所で雨に降られながら食事する場面も多かったが、それも大して気にならなかったほど*3
 どんなものを食べたか、詳しくは後述。
 

  • 会場のどこも見ていて飽きない

 普段は花より団子で景色は二の次にしてしまいがちだけど、そんな自分でも息を呑むほど、フジロックのロケーションはさすが。すごく良かった。写真もいろいろ撮ったけど、やっぱり写真で見るのとその場にいるのとではまるで違う。
 なんだかんだで、フジロックの一番の魅力(だけど文章や写真では伝わりづらい部分)はここなのかも。
 

その他、苦労したこと

  • 疲れた

 疲れた。とにかく疲れた。まさか帰ってきてから1週間もぐったりしっぱなしだとは思わなかった。
 

  • 風呂が恋しい

 入浴できないわけではないし、実際、初日は苗場温泉に入ったのだけど、なかなか入浴にあたってのハードルが高い印象。風呂好きの身にはなかなかつらい。
 無料のシャワーもそこそこ並んでいたし、外の温泉(会場から徒歩圏内でいくつかある)を試そうにも雨の中を歩いていく気にならず……。結局、2日目はウェットシートのお世話になった。
 

  • トイレが3K

 混む・臭い・汚い。雨のせいで余計に汚れまくっていた印象。
 

  • モラルのない人がちらほら

 フジロックはベテランの参加者が多く、マナーやモラルの面でも洗練されているのだろう……と思いきや、モラルのない人が意外と多く目についたのが残念。あくまでごく一部の人ではあるけれど。
 具体的には、歩きタバコ、ライブ撮影、椅子(いわゆるヘリノックス型)を広げたまま持ち運び、など。
 歩きタバコは実際に知り合いが火傷してしまった。人口密度が高く、子どもも多い場での歩きタバコは危険すぎる。本当にやめてほしい。
 あと、公式メディアのFUJIROCK EXPRESS '17にて指摘されていたところでは、ゴミの放置とゴンちゃんの持ち去り。
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 ベテランフジロッカーの方々が、強い口調でこれだけ指摘している。ということは、今年は特にひどかったのだろうか……。
 

フジをロックするのは誰だ?

 ここまでざっと振りかえってみると、楽しかったことよりも、大変だったこと、苦労したことのほうがむしろ多い。圧倒的に多い。
 なのに、感想を聞かれたら真っ先に「すごく楽しかった」と答えているし、来年もぜひ行きたいと思っている。どうしてだろう?
 
 6年前、Twitterでこんなことを書いた。


 最近はすっかり旅行好きになっているが、それでも、「わざわざお金をかけてくたびれに行かなくても」の価値観は自分の中に依然として残っている。この価値観でいえば、フジロックなんてお金をかけまくりのくたびれまくりで、まさに「わざわざ行かなくても」と思ってしまう。実際、これまではフジロックや多くのフェスに対してそう思っていた。
 
 では、なんでこんなにフジロックが楽しかったのか。
 いろいろ考えたけど、個人的には「日常から遠く離れている」ことが大きいと思う。
 
 「離れている」というのは、物理的な距離はもちろん、その場の空気や景色、行き交う人たち、流れる音楽、などなど。
 そこにあるすべてが、日常から遠く離れている。
 
 しかもキャンプサイトに泊まれば、そこから日常へ帰ることなく、2泊3日で浸りきれるのだ。人によっては最長で4泊5日。
 越後湯沢駅あたりまでは日常側だけど、そこからシャトルバスで会場へ向かう最中のどこかで、日常と非日常の境目を渡っているんじゃないか? と思う。もちろんツアーバスや自家用車で向かう人たちも、やはり苗場の山道のどこかで非日常に突入しているのだろう。
 
 日帰りのフェスには何度も行ったことがあるものの、会場内で宿泊までしたのは初めてだと思う。
 自宅に帰るとそこで日常へスイッチが切り替わってしまうが、現地、それも会場の音が常に鳴り響くなかで宿泊すると、強烈な「非日常」として心身に刻まれる。
 2日目なんて、目覚めた瞬間から寝る瞬間まで、ずーっと非日常に浸りっぱなし。
 
 普通の非日常(なんか矛盾を感じる言い回し)なら、他でも体験できる。国内外の旅行とか、ライブとか、遊園地とか。
 でもフェスは、3日程度のわずかな期間中、その時にしかその場に存在しないもので埋め尽くされている。ステージも、お店も、来場者も、出演者も、音楽も。
 目の前に食べきれないほどのごちそうが広がっていて、どれに手を伸ばしてもいいし、どれもとびきり素晴らしい。にもかかわらず、時間が経つにつれてどんどんなくなってしまうし、会場自体も3日間限り*4で消えてしまう――その贅沢さとか儚さとか、そういったものがフェスの醍醐味なのだろうし、ことフジロックでは強く感じられるんじゃないかと思う。
 
 今回はCafe de ParisやTHE PALACE OF WONDERなど、面白そうだなーと思いつつも一度も足を踏み入れなかったエリアも多い。それに、ライブももっといろいろ気軽に観てまわればよかったな、と少し後悔もあり。
 やり残したことはいろいろあるし、またあの非日常に浸りたくてたまらない――こうした気持ちを抱えて、毎年何万人もの人たちがフジロックに通い続けているのだろう。そんなことを、身をもって実感した。
 
 とりあえず近いうちにもう一度キャンプインフェスに行きたい! と思い、フジロック同様SMASHの運営で今年10月に開催される「朝霧JAM - It's a beautiful day」のチケットをさっそく購入してしまった。とても楽しみだ。
 
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1日目

 ここからは、3日間の流れを箇条書きで事細かに。
 

14:00-14:50 越後湯沢駅から会場へ

  • 越後湯沢駅、想像の何倍も巨大かつ立派で感動。行きも帰りも急いでて、ゆっくり廻れなかったのが残念


  • シャトルバス乗り場で地元の人がフジロック来場者向けに配っていたチラシ、「フジロックフェスティヴェル」になっていて苦笑い

  • シャトルバスの運賃は往路500円(復路は無料)。並んでいる最中に係員へ運賃を支払う。おそらく現金払いしかできないため、500円玉を持っていくと吉

  • シャトルバスで隣席のパツキン白人のお姉さんからビールをいただく。なんて幸先の良いスタート!

  • お姉さんたちは3人組。日本語が全然わからないご様子だったので、おそらくフジロックのために日本へ観光に来た感じ?
  • バスが会場へ近づくにつれて天気が悪化
  • 隣のお姉さんたちは雨対策をまったくしていなかったらしく、窓の外の大雨を見て「Stupid!」と(笑いながら)叫んでいた

 

14:50-17:00 会場着、テント設営

  • バスから降りたタイミングでこの日最大レベルのどしゃ降り。レインウェアの上半身は手荷物に入れていたものの、下半身を宅急便で別送していたことを軽く後悔

 

  • リストバンド引換の行列はなかったため、一瞬で引換え完了
  • 雨の影響か物販の列が落ち着いていたため、さっそく小沢氏グッズを購入。たぶん15分くらいで買えた。購入列よりも、クレジットカード・電子マネー用レジの混雑で待たされた印象。現金をもっと多く持ってくればよかった
  • 宅急便の荷物受取、混雑していなかったので瞬く間に完了。テント(運動会で立てるようなやつ)の下で荷物の確認等できるスペースがあったので、屋根の下で雨が落ち着くのを待ちつつ、荷物を軽く整理。5~10分くらいで雨が止んだので、すかさず荷物を担いでキャンプサイトへ

 

  • 土曜15時過ぎの時点で、既にキャンプサイトの平地はかなり埋まっている状態。急坂にテントを立てられる自信はないので、平地を求めてひたすら登る

  • IKEAのトロリーバッグ、背負えるのはいいけど、紐が細いので荷物が重いと肩に食い込みまくって超痛い。紐にプチプチとかを巻くといいかも
  • 相当登りまくった末に、ようやくテントとテントの隙間に設営できそうなスペースを発見。完全な平地ではないけど、この程度の坂なら大丈夫だろう、と判断して設営開始
  • 1人での設営作業だったけど、事前にキャンプの予習をしておいたことと、ちょうど雨が止んでいる時間に作業できたこともあり、意外にすんなりと完了。前回めちゃくちゃ苦労したペグ打ちも、今回はちゃんとハンマーを買っておいたので楽勝であった
  • 濡れてしまったトロリーバッグ等はテントの室内ではなく、前室(いわばテントの軒先)へ。前室のあるテントで良かったー!
  • テントの前後の出入口はダイヤル錠でしっかりロック。ダイヤル錠、行き帰りにトロリーバッグを発送する際もバッグ自体の施錠に使えたし、地味ながら大活躍
  • テント設営を終えたので、同じくテント泊のショッカーなかたと合流して会場入り。RED GATE(キャンプサイトから会場内へショートカットできる入り口)は使わず、まずは正面ゲートから突入


 

  • まずは腹ごしらえ、ということでOASISエリアの苗場食堂*5でとろろめし&けんちん汁、苗場金六でもち豚串(味噌味)、とフジロックのド定番メニューをいただく。なるほど美味い!




 

18:20-19:20 スチャダラパー / RED MARQUEE

  • 腹を満たしたところでRED MARQUEEへ。スチャダラパーの開演前、まだそこまで混んでいなかったのでほどほどの位置を確保
  • フジロック出演は久々のSDP。今回はお三方+ロボ宙氏のみのタイトな編成。ワンマンはもとより、僕が観るフェスだとバックバンドのザ・コストパフォーマンスと共に登場することが多かったので、この編成で観るのはすごく久しぶりかも
  • 定番の「アーバン文法」「MORE FUN-KEY WORDS」などで会場の温度を上げつつ、「GET UP AND DANCE」で大爆発!
  • Bose氏のMC。始まる前は客入りがイマイチで心配だったそうだが、「(GREEN STAGEの)RADWIMPSが終わったらワーッと入ってきてよかった」とのこと。「みんなよかったね、『前前前世』聴けて!」
  • スペシャルゲストの出演が期待された「今夜はブギー・バック」だが……Bose氏によれば「(小沢健二は)まだ越後湯沢にもいません!」とのこと。とはいえ、みんなで大合唱するブギーバックも良いもの。Bose氏も「よかったー、オザケンいなくても盛り上がったー」とホッとしたご様子
  • 「Boo-Wee Dance」「ミクロボーイとマクロガール」「レッツロックオン」など、新しめの曲もしっかり披露
  • 今年4月の野音でもやったリクエストコーナーを挟み、「サマージャム2020」からの「サマージャム'95」。最後、Bose氏が愛娘のゲバたんを抱きながらラップしていた姿が印象的だった。

 
 こちらはオフィシャルのライブレポート。
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  • RED MARQUEEを出ると、外はもう真っ暗
  • 会場内をほどほどにうろうろしていたら、スカートの澤部氏を発見。「澤部さん、苗場食堂でのライブ楽しみにしてます!」「(同時間帯の)Gorillazじゃなくていいんですか?」「Gorillazよりもスカートです!」と会話

 

21:20-22:00 スカート / 苗場食堂*6

  • というわけで苗場食堂でのスカートのライブ
  • 開演予定時間ギリギリにステージに着くも、進行が押していたらしく、直前のドミコがちょうど終演するところ
  • 人の入れ替わりのタイミングですいすいと前方へ進み、あっさりと最前列に到着
  • 最前でメンバー自身によるセッティングを見守り
  • 澤部氏のことは小沢健二「魔法的」ツアー初日の会場でお見かけしたり、たまたま立ち寄ったレコード店にいらしたのでサインを戴いたりしていたのだけど、スカートのライブ自体はわりと久しぶり
  • 結論から言って、すっげえ良かった
  • 旧曲も最新曲(未音源化)も交えたセットリストだったけど、もうすべてが一級のポップスで、しかも以前観たときよりも演奏がはるかにグレードアップしている印象
  • 苗場食堂の客席後方って、通路との境界線がはっきりしていない(=観客が多いと通路が塞がる)んだけど、初日のヘッドライナーのGorillazがすぐ近くのGREEN STAGEでライブしている真っ最中でありながら、見事に観客が溢れかえっていた模様。フジロック初出場でこれは本当にお見事!

  • MCで上のツイートと同じ旨のことを語っていたが、なんとも感慨深い
  • 終演後、ステージの後方にスマッシュ日高氏のお姿を発見。スカート、これからどんどん快進撃を続けていくのでは?
  • とか書いていたら、スカートがメジャーデビューとの報。めでたい!

 
 オフィシャルレポートは残念ながら写真のみ。
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22:30-23:20 曽我部恵一 / PYRAMID GARDEN

  • 23時ごろ、(翌日のほぼ同時間帯に小沢健二氏もライブをする予定の)PYRAMID GARDENに到着

  • 本当はスカート終わりに直行すれば曽我部氏の開演に間に合うくらいのタイムテーブルだったと思うのだけど、先述のようにスカートの開演が押していたので、PYRAMID GARDEN到着時点で曽我部氏のライブはもう終盤
  • 曽我部氏、僕の到着する直前にフリッパーズ・ギターの話題を出してから「GROOVE TUBE」のカバーを演奏していたらしく、これを聞き逃したのがなかなか悔しい

 

  • とはいえPYRAMID GARDENの場所の美しさには驚かされた。この時間帯には雨もほとんど止んでおり、混み具合もほどほどで、すごく居心地の良い空間だと実感


  • 事前に聴いていた話だともっとキャパが小さいイメージだったのだけど、どうやら今年から大幅にリニューアルしたそうで
  • 遠くからでもステージはよく見えるし、エリア内の随所にさりげなくスピーカーが立っているのでどこにいても音がよく聞こえる。翌日の小沢健二氏出演時は早々にキャパオーバーしてしまうのでは……? と心配していたけど、この会場レイアウトと規模を確認してホッと胸をなで下ろした次第
  • 遅れて到着したからいって慌ててステージの近くに駆け寄らなくても曲は聴けるため、焚き火に当たったり飲み物を購入したりしつつ、ゆっくりとライブを楽しませていただいた

  • 焚き火のさらに後ろには、ブランコなどの遊具もあって、子どもたちがキャッキャと遊んでいた。すごく自由でいい

 
 オフィシャルレポートは写真のみ。
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  • 終演後、いろいろ見てまわったり知り合いと話したりしていたら、なんと会場内に曽我部氏を発見! にこやかに記念撮影&握手に応じてくださった。感激

 

00:15-01:00 '74ネングミ / PYRAMID GARDEN

  • その後もPYRAMID GARDENの居心地の良さにのーんびりしていたら、周りがざわざわしてきたのであわててタイムテーブルを見てみると「0:15- '74ネングミ」の表記
  • 正体は明かされていなかったものの、このネーミングとフジロック公式サイトに掲載されたイラストからメンバーを予想したファンがPYRAMID GARDENに多く集結した模様
  • せっかくなので自分もそのまま'74ネングミのライブを観ることに

 

  • その前に、牛すじカレーを賞味。写真を撮りそびれたけど、なかなか美味かった
  • 同じく写真はないが、ピラミッドコーヒースタンドにてコーヒーのジョイントもいただく。こちらも夜中に気分をスッキリさせたいときにうってつけの一杯。「ピラミッドドーナツ」とともにいただいた

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  • 開演前、ステージにCandle JUNE氏(PYRAMID GARDENのプロデューサー)が登場。混み合っているため「前後左右に気をつけて、おしり一個ぶん前に詰めて……」とキャンドル氏が呼びかけると、みなさん即座に椅子をちょっとずつ詰めていく。「あ、みなさん(詰めるのが)早いですね!」とキャンドル氏。こういうときの連携プレーの速さは、さすがフジロック! と実感
  • 登場したのは、'74年生まれのハナレグミの永積タカシ氏とBRAHMANのTOSHI-LOW氏。ともにアコースティックギターを抱え、弾き語りでセッションしたり、1曲ずつ代わり代わりに演奏したり
  • 終演時間が細かく決まっていないのか、非常にのんびりとしたペースで1曲終えるごとに2人のMC(というか雑談)が挟まれる。夜中にゆったり聴くにはすごく心地よい。というか超贅沢
  • TOSHI-LOW「明日だれでるの?」永積「明日はオザケン、それにコーネリアス! さっき曽我部さんも言ってたけど、フリッパーズ・ギター、大好きなんだよねー! フリッパーズ、知らないでしょ?」TOSHI-LOW「なんだっけ? 中野系? …あ、渋谷系か!」、といった調子のMC
  • 「プカプカ」「空洞です」など、ちょっと意外な選曲のカバーをしみじみと楽しむ
  • だんだん雨足が強くなり、肌寒く感じられてきたので、焚き火にあたって暖をとる

  • 終演予定の1時を大幅にオーバーしてライブが続くが、途中で離脱

 
 オフィシャルレポートは写真のみ。
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01:30-02:30 苗場温泉

  • PYRAMID GARDENからキャンプサイトへの帰り道に「苗場温泉」*7があったので、軽い気持ちで立ち寄ってみたが……これが大失敗
  • 深夜25時半の時点で、男性の列が外に15名、中に10名程度だったかな? 雨ざらしになりつつ、おおよそ30分ほどの待ち時間で入浴チケットの券売機まで到着
  • スタッフのかたが人数の管理をしており、ある程度捌けてきたら5人くらいまとめて入場させる方式
  • 脱衣場までたどり着き、「あれ?」と気づく。タオルが置いてない! てっきり苗場温泉側でタオルが用意されていると思いきや、そんなことなく、自前のタオルを使うしかないのであった
  • 手荷物にちょっとしたハンドタオルしかなかったので焦った焦った
  • とはいえ浴場自体はちゃんとしており、シャンプー、コンディショナー、ボディソープも完備。露天風呂まである
  • 風呂でさっぱりできたのは良かったが、雨ざらしで並ばされたり、サンダルを履いてきた人が多いせいで脱衣所の足元が泥まみれだったり、ハンドタオルで全身を拭く羽目になったり、といった苦労も多々。有料の風呂でこれなら、無料のシャワーで済ませてもよかったかな……と個人的には思った

 

  • 風呂上がりに外へ出ると雨は止んでいたので、また雨が降り出さないうちにそそくさとテントへ帰って就寝。既に時刻は3時近く
  • テントへ向かう途中の水場で、水筒に飲料水を補充。テントが奥地にあるので飲料水を汲んで帰れるのはすごくありがたい
  • THE PALACE OF WONDERなのかRED MARQUEEなのか、外からずーっとパーティー感あふれる音が響き続いているが、それほど気にすることなく入眠。テントの中は意外と暖かかったため、寝袋は使わず、背中の下にマットを敷くだけで済ませてしまった

 
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2日目

06:00-12:00 豪雨の朝

  • 早朝6時、テントを叩く激しい雨音で起床。今日一日、雨に悩まされそうだな……と不安を感じながらの目覚め。結局、この不安は(残念ながら)大当たりだった
  • テントでの寝心地は存外に快適で、短時間ながらもぐっすり寝られた

 

  • 雨が落ち着いたところで、歯磨きがてら外へ散歩

  • 山の上で視界いっぱいにテントが並んでいる光景はなかなか壮観

  • キャンプサイトの入り口近くのワゴンで、「フィリー・チーズ・ステーキ」のラップサンドを発見! すかさず購入するも、味はほどほど


 

  • 軽い散歩のつもりが、知り合いから「苗場に着いた」と立て続けに連絡が入ったため、会場入り口付近で合流し、いろいろと雑談
  • 気がつけばけっこう時間が経っていたので、一旦テントに帰って荷物をまとめて再度会場へ

 

  • 早めの昼食で、またもやもち豚串(今度は塩胡椒味)

  • 舞茸もとろろも大好きなので楽しみにしていた、タナカクマキチ。の舞茸とろろ丼。「少し舞ってね」の指示通り、舞いながら待った。嘘。でもたしかに舞うほどうまかった




 

13:00-13:50 PUNPEE / WHITE STAGE

  • WHITE STAGEの下見も兼ねてPUNPEEへ

  • (そんなに詳しいわけじゃないけど)PUNPEEはソロのラッパーで一番好き。ファン泣かせなことに、現状は入手しやすい形でちゃんとまとまったソロ作品が全然無いのだけど、PSG『David』や、限定販売だった『Mixed Bizness』『MOVIE ON THE SUNDAY』等は愛聴している。なので9月に発売する1stアルバムがとても楽しみ

MODERN TIMES

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  • アーティスト:PUNPEE
  • SUMMIT
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  • 生で観るのは2015年の「人間交差点」以来かな?
  • 出だしのフリースタイルで「フジロック久しぶり、小沢健二さんとかも出るらしい」のフレーズが出てきてびっくり
  • 1曲目「お嫁においで 2015」、フジロックの会場内でもかなり若い層の客が集まっているはずなのに、そこでみんな一斉に「もしもこの舟で君の幸せ見つけたら~♪」と大合唱する違和感が最高
  • 中盤、「一人でやるのも飽きたな…同級生とか、親族の弟とか来てないかな…」の言葉から、GAPPER、S.L.A.C.K.が登場!
  • まさか「PSG現る 1972」や「愛してます」を生で聴けるとは。感涙
  • 「流行っているらしいから」と3人でフリースタイルのかけ合いも
  • ゲスト退場後、「Renaissance」で終了

 
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14:00-17:00 豪雨のところ天国は天国なのか

  • PUNPEEからDeath Gripsまでの間、気になる出演者はいたものの体力を温存したいと思い、ところ天国で昼食を食べつつ待機することに
  • 食べたのは名物・森のハイジカレー(温泉玉子トッピング)と生トマト。ハイジカレー、見た目は普通のカレーライスだけど、なるほどたしかにうまい。特にゴロッとした鶏肉が猛烈にうまい


 

  • 余力があれば同じく名物の天国バーガーも口にしたかったが手が出せず
  • ハイジカレーを食べていたら、ちょうど青空寄席 筍亭から、鈴々舎馬るこ師匠の枕が聞こえてきたので拝聴
  • 噺は「時そば」。ちょっとミスマッチだけどカレー南蛮感覚(?)で時そばをBGMにカレーを食す

 

  • 食後、ところ天国の片隅で椅子に腰掛けて仮眠をとってみた。が、けっこう雨が降っていたため、むしろ体力を奪われてしまった気もする

 

18:10-19:10 Death Grips / WHITE STAGE

  • ChronixxからDeath Gripsへの転換中に最前エリアで待機

  • 開演前、サウンドチェックの段階で早くもワイルドな歓声が上がりまくるので、こちらも負けじと歓声を上げる
  • メンバー登場。3人中2名が当然のように上半身裸(残り1名、キーボードのAndy Morin氏はタンクトップ)。ボーカルのMC Ride氏は黒い肌にびっしりのタトゥー
  • 開演と同時に強烈なモッシュ。ダイブ続出。モッシュなんて10年ぶりくらいじゃないだろうか。揉みくちゃになりつつも、懐かしいなーこの感じ、と若干しみじみする
  • Death Gripsのライブは圧巻のひと言。Zach Hill氏のドラムは全力でノンストップだし、MC Ride氏のボーカルと動きに合わせて身体を揺らすだけで気持ちいいし……何より、キーボードのAndy Morin氏が最高!
  • 大股開きのまま身体全体でリズムをとりつつ、険しい表情を崩さずに機材を操作し、ときおり斜め45度単位で顔の角度を変化させる。Kraftwerkよりもロボット感ある。最高。最初はMC Ride氏やZach Hill氏に目がいっていたけど、途中からはもうAndy氏の虜。目が離せない
  • 翌日、ショッカー同士で集まったときも、何よりもまず話題に出たのがこのAndy氏の姿だった
  • それと、MC Ride氏はマイクを手に常に激しく身体を動かしながらパフォーマンスをしているのだけど、たまに動きを止めたときに、汗ばんだ黒い肌からモワ~っと湯気が上がっているのがとても印象的だった。こんなところに注目していた人なんていないだろうな、と思いきや、やはり他のショッカーな人たちもそこが印象に残っていたらしい。

 

20:10-21:10 小沢健二 / WHITE STAGE

 こちらを参照。
kagariharuki.hatenablog.com
 オフィシャルレポートも素晴らしいのでぜひ。
fujirockexpress.net

  • 余談。ハイスピードで完璧なオフィシャルレポート×2を書かれた永田先生*8、実はWHITE STAGEの客席で筆者のすぐ近くにおられた。Death Grips終わりにふと近くを見たら、あれ!? と遭遇してお互いにびっくり

 

21:00-22:30 Aphex Twin / GREEN STAGE

  • WHITE STAGEからPYRAMID GARDENの移動中の道すがら、横目で鑑賞
  • めちゃくちゃ聴きたかったけど素通りせざるを得ない、この切なさ……
  • 小沢氏や小山田氏もVJのネタにされていたらしいが、もちろん見逃してしまった
  • ただ、フジロック会場限定で販売されていたカセットは無事入手。これを聴きつつ、GREEN STAGEで聴けなかった悔しさを紛らわせることとする

 

23:30-01:00 小沢健二 / PYRAMID GARDEN

 こちらを参照。
kagariharuki.hatenablog.com
 こちらのオフィシャルレポートも永田先生の筆が冴えている。
fujirockexpress.net

  • 開演前にガパオライスを賞味。うまかった。カレーとガパオのあいがけもできたので、それはもっともっとうまかったことだろう

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  • 前日にお世話になったピラミッドコーヒースタンドでチョコレートも購入。夜食のつもりで買ったが、けっきょく翌朝に食べた。コーヒー豆の銘柄を冠した板チョコで、たしかグアテマラを選んだはず。濃厚で、寝起きに食べるにはとても刺激的でよかった


 

01:00-04:30 土曜日の夜はにぎやか

  • 小沢健二終演後、雨で冷えきった身体を焚き火で温めよう……と思ったら、同じことを考える人が大多数で、焚き火の周りに100名以上の人だかり。まるで焚き火に近づけず

  • PYRAMID GARDEN内をうろうろしているうちに雨が落ち着いたので、ラムチャイ(最高に美味しいし暖まるし最高)を飲みつつ知り合い数名と雑談。強烈なステージ2連発で、話したいことはいくらでもある状態
  • とはいえいつまでも喋り続けるわけにもいかないのでテントへ帰って就寝
  • RED MARQUEEで石野卓球氏がDJをしているのですごーく行きたかったが、そこまで歩く体力はなく、風呂へ入りに行く気力もなく……。就寝時刻はまたも朝4時過ぎに

 
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3日目

06:30-11:30 撤収の朝

  • さんざん歩いてはしゃいで体力は消耗しまくったけど、テンションは変に高いまま。そんなわけで、2時間程度の睡眠時間であっさり起床
  • 横になったまま、二度寝しようかなーどうしようかなー、と思っているうちに、隣のテントからけたたましいアラーム音。朝7時前、おそらくフジロック会場で一番みんなが寝静まっている時間帯。なのにアラームが全然鳴り止まない。隣人は外出中なのか? スヌーズ状態になっているらしく、ずーっと2時間くらい断続的に鳴りっぱなし
  • 後でわかったことだけど、隣人、アラームが鳴りっぱなしのテントの中でずっと爆睡していた模様。ひどい!

 

  • アラーム音をBGMに昨晩の実況の補足説明など書いていたら、完全に目が覚めてしまった
  • 雨が降ったり降らなかったりを繰り返してから、ようやく晴れ間が見えてきた
  • 陽差しを確認したところで、ここぞとばかりに濡れた手荷物(レインウェア、帽子、タオル等)をテントのタープに引っかけて天日干し
  • ざっと荷物を乾かしたり整理したりを済ませてから、テントの撤収を開始
  • 今回、終始雨に降られっぱなしのフジロックだったけれど、テントの設営・撤収のときだけちょうど雨が止んでくれたのは本当によかった。雨の中でのテント設営の厳しさは、キャンプの予行演習の際に散々味わっている
  • あと、これだけ雨に降られまくったのに、なんとテント内への浸水なし! 我ながらよくできた! しっかりと張れたテント、俺にしちゃ大健闘。これでテントに関しては自信がついた

 

  • ひと通り片付けて、行きよりもさらに重くなった荷物を担いでヤマトの窓口へ
  • 普通のバックパックなどの場合は「途中で開かないようにビニール袋に入れてください」とか注意されるけど、IKEAのトロリーバッグなら普通にジッパーを閉じてダイヤル錠をかけるだけでOK。超楽ちん。これだけ便利な代物なので、周りを見ても同じバッグを使っている人が多かった

 

11:30-12:30 ちゃんと食べること眠ること

  • 3日目は体力の余裕をみてほどほどに楽しんでから帰ればいいかな、と思っていたのでまずは朝飯タイム
  • OASISで食べそびれていたメニューをいろいろ攻める

 

  • 舞茸天そば(タナカクマキチ。)。舞茸天が通常2つのところ、4つ入りの「スペシャル」を注文。昨日の舞茸とろろ丼も美味かったが、舞茸天、超美味い! 心のベスト天、第一位に大決定。メニューには舞茸天丼や舞茸天そば等しか見受けられなかったけど、舞茸天単品でもサクッと*9食べられたらいいのになー

  • 濃厚鶏そば(鶏小屋)。鶏大好き!

  • きりざいめし(苗場食堂)。納豆や野沢菜などを乗せたご飯。あえて醤油をかけずに、素材の味をしみじみ噛みしめながら賞味。うまいうまい。けんちん汁等と組み合わせてもよかったかも


 

12:00-13:30 DJみそしるとMCごはんのケロポン定食 / GYPSY AVALON

  • 途中から観賞
  • そこそこのキャパの客席がほぼ埋まっている人気ぶり。親子連れが多かった印象
  • 「フッジーって言ったらロックって言って!」「フジフジって言ったらロックロックって言って!」と、16時間前のコールアンドレスポンスをさっそくオマージュしていてびっくり
  • 終始ピースフルな感じで、もちろん踊りながら聴いてもいいし、イスに座ってゆったり聴くのもまた良い。自分は寝不足だったため後者

 
 オフィシャルレポート、写真のみ。しかもおみそはんの写真なし。なんだそりゃ!
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13:30-15:00 もうちょっと会場を探索

  • 初日・2日目は会場内のごく一部しか移動しなかったため、ここで未開拓のエリアをいろいろ巡ってみることに
  • NEW POWER GEAR Field/AVALONにて、甘夏&パイナップルのかき氷を賞味。うまいうまい



 

  • かなり奥まったエリアにあたる、ORANGE CAFEまで到着。水はけが悪いらしく、「田植え」と表現されるほど足元が泥まみれだった
  • 地面のコンディションはともかく、会場内では貴重な、テントとベンチで休める広々としたエリア。ここでちょっと昼寝した。2日目の昼間もここで休憩すればよかったかも


 

  • FIELD OF HEAVENにて、とあるショッカーなかたと5年ぶり(!)に再会。お元気そうでよかったー
  • FIELD OF HEAVEN方面からWHITE STAGEへ向かう道のり。自分も含めて、レキシ目当てで向かう人の多いこと多いこと


 

15:50-16:40 レキシ / WHITE STAGE

  • 早めに会場入りしたところ、どんどん人が増えてゆく。どうやら入場規制もかかったらしい
  • イルカを抱えて登場し、1曲目「KMTR645」から大盛り上がり
  • 池田氏のサングラスが滑り落ちるアクシデントを挟みつつ、さすがのMC力で会場を沸かせまくる
  • 「いとおしいです! ラブリーラブリーです! 昨日(小沢健二)みた? 俺はみれなかった!」
  • 「(レキシは)コミカルすぎると、5年前に断られまして!フジロックに出たいと言いましたら、コミカルすぎると! (今回)出られたということは、フジロックがコミカルになったということでよろしいですね! ようこそフジロック、コミカルなところへ!
  • ラストは定番の「狩りから稲作へ」「きらきら武士」。最初「きらきらフジ」と言い換えるも、言いにくかったらしく、いつも通りの「きらきら武士」にすぐ戻った
  • 「コミカルすぎる」レキシがこんなに大盛況になるのだから、フジロック自体も相当なコミカルっぷりなのだろう。今度はGREEN STAGEあたりをコミカルに彩ってくれるかもしれない

 
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17:00-19:00 BLUE GALAXYで立ち飲み

  • レキシ終わりにさささと帰るつもりだったが、Twitterにて「乾杯しましょう」とお声かけいただいたのでBLUE GALAXYにて立ち飲み
  • 立ち飲みの前にさっぱりしたものが欲しくて、オアシスにて冷やしとろろ山菜そば(manma and cafe ユキマツリ)を食す。つゆが冷たいのかなーと思いきや、温かいつゆを氷で冷やす力業だった

  • フィッシュアンドチップス。妙に列の進みが遅いなー、と思ったら揚げたてのフィッシュの提供にこだわっていた模様(チップスは作り置き)。なるほど揚げたてサクサクでうまいうまい。本場英国流にビネガーをかけまくっていただいた。ただし今回食べたフード系のお店で唯一電子マネーが使えなかったのが難点(逆に言うと他の店ではすべて電子マネーが使えたわけで、それはそれですごい)


 

19:00- 日曜の夜は静か

  • 立ち飲みを楽しんでいたらけっこういい時間になっていたので帰途へ
  • シャトルバスは約40分待ち。シャトルバスと言っても地元の路線バス(立ち乗りも含めて目いっぱいの人数で乗車)とでっかい観光バス(全席着席)が入り交じっており、どちらに乗れるかは運次第。シャトルバスの乗車時間が約40分だから、疲れの溜まった状態で立ち乗りするのはかなりつらい
  • 今回は運良く観光バスに乗車できた。助かったー!
  • バスの車内で新幹線の時刻表をチェックしたら、バスの到着直後に越後湯沢駅を出発する新幹線があったので、越後湯沢駅の構内を早足で移動
  • できればお土産を漁りたかったが、それはまた来年にでも……(もう来年も参加する気満々)

 

  • 何時の新幹線に乗れるかわからなかったため指定席は取っておらず、自由席へ向かうが……案の定、長蛇の列!
  • これは立ち乗りだなーと肩を落としながら乗車してみたら、意外とあっさり座れた。車輌がMAX(2階席あり)だったおかげだろうか。ありがとうMAX。助かったよMAX。でも2020年度末までの廃止が決まっているんだよねMAX……

 

  • そんなこんなで大宮駅で乗り換えて、地元駅には22時過ぎに着
  • 会場を19時半に出て22時半には帰宅して入浴できているんだから、苗場はけっこう近いのだな。シャトルバスの列に並びはじめてからの所要時間で考えても4時間足らず
  • 屋根と壁と風呂と布団のある暮らしに感謝しつつ就寝

 

  • 以後1週間、フジロック疲れで頭がぼけーっ、身体はへとーっ、としたまま日常を過ごすのであった――

 
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荷物の振り返り

 最後に、今回の荷物のどれが良くてどれがイマイチだったか振り返っておこう。今度の朝霧JAMや、来年以降のフジロックの参考にもなるはずだ。
 
★:大活躍。次回も絶対持っていく
◎:必需品。次回もまず間違いなく持っていく
○:まあまあ活躍。次回もおそらく持っていく
△:次回は持っていかない(違うものを持っていく)かも
※:今回の条件では出番がなかった
 

【身の回りの品(手荷物)】

  • △ライブ用バッグ

 今回は防水ではない軽量なバックパックを選んだが、さすがに雨にやられまくってしまった。水に弱そうなモバイルバッテリーはジップロックに入れていたので難を逃れたし、雨による具体的な被害を受けた物品はなかったが、それでもバックパックの中に雨水が溜まったままの状態で中に物を出し入れするのは気が引けた。
 完全防水のバッグを採用するか、バッグ用の防水カバーを使うか、ポンチョでバッグごとカバーしてしまうのが良いかもしれない。
 

  • ◎スマートフォン

 防水機種なので雨の中でも大活躍してくれたが、タッチスクリーンが思い通りに反応してくれないことが多々。あと、雨に濡れすぎてイヤホンジャックが誤作動を起こした(イヤホンを刺していないのに「イヤホンが接続されました」のメッセージが連発された)ときは「防水といっても限度があるんだな……」と悟った。
 

  • ★モバイルバッテリー×2

 2つ持ってきて大正解だった。ほぼ常時スマートフォンを充電しながら行動していたのだけど、実況を頑張りすぎたせいか、2日目の深夜には1つ目のバッテリー(大容量なほう)が空っぽになっていた。普通の旅行の際なら3日は保つのに……。

 

  • ◎microUSBケーブル×3

 常にスマートフォンを充電しながら行動できるように、長さ2mの頑丈なケーブルを持ってきた。これも大正解。雨による支障もなかった。
 

  • ◎レインウェア(上)

 大枚はたいてゴアテックスのものを買ったけどどれだけ出番があるやら……と思ったら、今回、ほとんど着用しっぱなしだった。大変お世話になりました。

 ただ、会場内ではレインウェア派とポンチョ派が半々といったところで、今回のようにずーっと雨に降られっぱなしの場合、カバンまでカバーできるポンチョのメリットも大きいなあ、と感じた。いずれは自分もポンチョ派に鞍替えするかもしれない。
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 FUJIROCK EXPRESSの調査によれば、ポンチョ派は約半数とのこと。
 

  • ★靴

 ゴアテックス製のメレルのカメレオンストーム、これが大活躍! 今回のMVPといってもいいかもしれない。
[asin:B01C40WU88:detail]
 「3日通して雨模様」との見通しが立った時点で、ベテランフジロッカーの方々も「今回は長靴のほうがいい」と口を揃えていた。なので自分も慌てて日本野鳥の会の長靴を購入したのだが……けっきょく、長靴の出番はなかった。ローカットのカメレオンストームだけで乗り切れた。水たまり(というか泥たまり)の中にも何度も足を突っ込んでしまったのだけど、(スネあたりへの泥跳ねは別として)靴下への浸水はゼロ。素ん晴らしい。

 モックモデルで靴紐が無いから機動力も抜群だし、(よく「滑る」と言われるが)RED GATE*10の路面状態がめちゃくちゃな斜面もちゃんと登り下りできたし、ものすごく頼りになった。
 

  • ◎靴下

 浸水に備えて4足(日数+1)持っていったが、靴のおかげで靴下への浸水ゼロ、よって予備に履き替えることもなかった。
 TABIOのトレッキング用靴下を2足ほど使ってみたら、なかなか快適で重宝した。フジロックに限らず、それなりに歩きそうな日には役立ってくれると思う。
 

  • ◎帽子

 レインウェアや靴に比べると「ここで助かった!」という印象は薄いが、常に被りっぱなしで常に雨からガードしてくれていたように思う。

 ゴアテックス製なので透湿性にも期待していたのだけど……けっこう蒸れた。翌週のWORLD HAPPINESS 2017(こちらはフジロックと打って変わって超晴天)でも着用したけど、陽差しを遮る機能よりも、蒸れのほうが気になった。
 なので、もうちょっと通気性が良くて防水もそこそこにこなしてくれるような帽子があれば嬉しいのだけど、それは高望みしすぎだろうか。
 別売のあごひもを取りつけたおかげで、脱いだまま首に引っかけて携行できるのが楽だった。あごひもをつけて大正解
 

  • ※サングラス

 ほとんど晴れ間が出なかったため、出番なし。テントに置きっぱなしだった。残念。
 

  • ○双眼鏡

 ずっとバッグに入れていたものの、雨のせいもあって今回は全然使わなかった……。残念。
 

  • ◎財布

 先述のとおり、現金の出番は意外に多かった。例によってモンベルで購入した薄手(だけどお札入れと小銭入れとカード入れを完備)の財布がちょうど良い感じで活躍。
 

  • △チケット(3日通し券&キャンプサイト券)

 リストバンドの事前発送を選ばなかったため、リストバンド交換に時間がかかったらどうしよう……と心配だったが、一瞬で交換できた。おそらく、リストバンド交換所に行列ができたことは会期中を通してほとんどなかったのでは? 来場者の大半が事前発送を選んでいるのだろう。……とはいえ、自分も次回は事前発送を選ぶと思う。
 

  • ※マスク

 晴天時の砂埃対策で1枚だけ荷物に入れておいたが、当然ながら出番なし。
 

  • △サランラップ

 小沢氏の金言を参考に、荷物に入れていったが……今回は使い途が思い浮かばず、ほとんど出番がなかった。帰り際、荷物をまとめる際にちょっと役に立ったくらい。新品のサランラップを丸々1本持っていったが、取り回しを考えると2,3mくらいの手頃な長さに切って行ってもいいかもしれない。
 

【身の回りの品(事前発送)】

  • ◎水筒

 会場内の象印ブースへ水筒(象印以外のメーカーでも可。ペットボトルは不可)を持っていくと、ほうじ茶(冷・温)をタダで補充してもらえる。ソフトドリンクのペットボトルが200円均一で売られているなか、ほうじ茶がタダでもらえるのは非常にうれしい。大っ変お世話になった。

 今回は象印ではなくサーモスの水筒を持っていったが、今度はより大容量の象印の水筒を購入してもいいかもしれない。
 ほうじ茶以外にも、夜中にテント内で喉が渇いたときのために水筒へ水を汲んでおけたのも大きかった。水筒は必需品だと思う。
 

  • ◎魔法的電子回路

 今回は、現地調達の「魔法的電子回路 FUJI 729」(ウォームホワイト)だけを使用。夜道を照らしたり、知り合いとの待ち合わせやテントの目印などに大活躍だった。
 

  • ○ヘッドライト

 ミニサイズのヘッドライトを買ったので、夜中のキャンプサイトを歩くときにはちょっと心許なかったが、いちおう必要十分な役目は果たしてくれたと思う。

 

  • ◎レインウェア(下)

 シャトルバスを降車する同時にどしゃ降りに遭ったので、レインウェアの下を別送したのは大失敗だった。けっきょく、1日の半分以上は上下のレインウェアを装備していたと思う。

 

  • ◎折りたたみ椅子

※2023年追記
2021年以降、ヘリノックス型の組み立て式椅子(他社の類似品含む)はフジロックに持込み禁止となっているのでご注意。


まさに↓で書いたとおり、人が混み合ってる中を折りたたまずに(椅子の形のまま)持ち歩く人が多く、私自身も何度も危ない思いをしてきたので、禁止しているのは大賛成(ほんとは使う人のモラルやマナーの問題なんだけど……)。
私も今は↓のベテランフジロッカーの例に倣い、シンプルな折りたたみ椅子(安くて軽くて背もたれもなくて座り心地はそれなり)を使ってます。

 ヘリノックス(類似品含む)の普及率がすごい。コンパクトに折りたためる椅子は数あれど、背もたれがついててしっかりくつろげるのはたしかに有難い。

 ただ、組み立て時も折りたたみ時も一手間かかるため、ちょっとした休憩や食事のためにいちいち組み立てるのが面倒なのもまた事実。だから、その手間を省略するためにヘリノックス(類似品含む)を畳まずに持ち運ぶ人の多いこと多いこと。そして人ごみの中で畳まずに持ち運ばれるヘリノックス(類似品含む)の危ないこと危ないこと。 知り合いのベテランフジロッカーは、逆にシンプルな折りたたみ椅子(安くて軽くて背もたれもなくて座り心地はそれなり)を愛用していた。たしかに機動力を優先するならそちらもアリだろう。万が一、紛失や破損したときのショックも最小限に抑えられる。
 

【宿泊関連(手荷物)】

  • ◎髭剃り

 電気シェーバーなら水場を使わないのでとても楽。
 

  • ○虫よけスプレー

 雨のせいか虫よけスプレーのおかげか、今回は虫さされゼロだった。
 

  • ※日焼け止め

 天気が天気だったので出番なし。
 

  • ○単三電池×2(ヘッドライト用)

 予備に持っていったが今回は出番なし。ただ、電池の残量を心配しておそるおそるヘッドライトを使うのも難なので、予備を持っていってよかったと思う。
 

【宿泊関連(事前発送)】

  • ★バッグ

 IKEAのトロリーバッグ、大活躍。バッグを買った時点では「こんなにでかかったら楽勝で荷物一式が収まるだろ」と思っていたが、いざ事前発送の荷物を詰めてみたらぎゅうぎゅう詰めだった。危ない危ない。

 会場内のヤマト運輸の集配所でも、このトロリーバッグを使っている人は多かった。たしかに安くて頑丈で雨にも強くて、と三拍子揃っていて言うことなし。
 ……と言いたいところだが、一つ難点もあり。
 このバッグには手提げ用の紐と背負い用の紐の両方が付いているのだけど、それなりに荷物を詰めた状態で背負ってみると、この紐が細いので肩にめちゃくちゃ食い込んでくるのだ。そんな状態でキャンプサイトの空き地を探してひたすら歩き続けるのは、なかなかの苦行だった。肩の負担を和らげるため、今度はプチプチでも巻こうかなと思う。
 

  • ○着替え類

 肌着もシャツも多めに持っていったが、けっきょく着替える暇がほとんどなかったので1日1枚ずつしか着用しなかった。暑かったらもっと小まめに着替えていたかもしれない。
 

  • ★テント&グランドシート

 今回、ものすごくうまく設営できた。俺にしては大健闘。さんざん雨に降られたのに、テント内への浸水は皆無。やっぱり事前に練習しておいてよかった!
 テントの設営・撤去時だけ、うまい具合に雨が止んでくれたのも本当に幸運だった。
 

  • ★スリーピングマット

 肩~尻の部分に敷ければ充分なため、120cmのものを選んだが、これで正解。そもそもテントの下も分厚い芝生だったため、マットを敷かなくても寝られたんじゃないかと思う。

 

  • △シュラフ(寝袋)

 実は今回、シュラフを一度も使わなかった。マットの上で掛け布団の代わりに適当なタオルを掛けただけで充分寝られた。夜はそこまで冷えなかったし、深夜まで動き回って疲れ果てていたので寝心地を気にする余裕もなかった。
 10月の朝霧JAMでもシュラフ要らずかどうかわからないが、基本的にはマットと掛け布団代わりの何かがあれば充分寝られそうな気がする。
 

  • ★ハンマー

 前回のキャンプではハンマー無しでのペグ打ちに四苦八苦したが、ハンマーを使ったらめちゃくちゃ楽だった。ハンマーは偉大! 多少荷物になっても全然OK!

 

  • ○枕

 タオルを詰めこんで枕の形にするタイプの枕。買ってからAmazonでのレビューの評価がさんざんだったことに気づいたが、個人的には全然アリだった。
[asin:B004BNR2N0:detail]
 

  • ◎ダイヤル錠×2

 こちらも地味に大活躍。フジロック滞在中はテントの防犯用に、行き帰りはトロリーバッグが輸送中に開かないためのストッパーに。

 

  • ○タオル

 手元にあった大きいタオルから小さいタオルまで適当に持参。タオルは多めに持ってきたほうがよさそう。
 

  • ○歯ブラシ

 アメニティで取っておいた、使い捨ての歯ブラシを持参。時間帯によっては(早朝など)キャンプサイトの水場が大混雑しているので、深夜に磨くのがいいかも。
 

  • ◎大きめのポリ袋(ゴミ袋)

 大きめのやつを多めに持ってきて大正解。特に今回は雨にやられた荷物が多かったから、濡れた荷物と濡れては困る荷物を分別するときに重宝した。
 

  • ★ジップロック

 ポリ袋同様、こちらも大活躍。多めの枚数を持っていったので、ポリ袋に入れるほどではないけど防水したい荷物を入れる際にじゃんじゃん使った。
 
 以上! この反省点をもとに、朝霧JAMの荷物も決めていきたい。
 

はじめてのフジロックのおわりに

 さて。
 「はじめてのフジロック」はこれで最終回となるが、またフジロックに行くことがあれば、またこうしたレポートを書くかもしれない。
 フジロック初参加にあたって失ったもの(主に金銭)もけっして少なくなかったが、それ以上に、得たものは本当に多かった。大げさかもしれないけど、人生の楽しみがひとつ増えた気がする。
 この半年間、フジロックのことをろくすっぽ知らない状態から勉強していく過程も面白かったし、いろいろなかたから「参考になりました」「面白かった」と大変嬉しいお言葉もいただいた。褒められ慣れていないので、そういうときは恐縮しまくってしまうのだけど。
 
 本シリーズはこれで終わりですが、今後もできるだけ面白いことを書いていきたいと思っているので、引き続きよろしくお願いいたします。
 
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*1:具体的には場外のアーティストグッズ売場や、OASISエリアの苗場食堂など

*2:ただし、ちゃんとしたデータがでているわけではない。みんな「見た感じ」の印象で語っているので、その点は要注意

*3:都内ならともかく、苗場なら空気が綺麗だし、雨もそんなに汚くないんじゃないか……? と自分で自分を納得させていた

*4:厳密には約4日間

*5:苗場食堂はその名のとおり地元の食材を用いた食堂。と、その裏手に同名のステージがある

*6:実際は30~40分押し

*7:苗場プリンスホテルの大浴場。苗プリの宿泊客でなくても500円で入浴できる

*8:Twitterでずいぶん昔からつながっていたけど、実際に初めてお会いしたのはつい最近

*9:天ぷらの食感と手軽さのダブルミーニング

*10:キャンプサイトから会場のRED MARQUEE付近へショートカットできるゲート。場合によっては大幅なショートカットができるが、急な斜面を登り下りする必要がある。実際、そこですっ転んで泥にまみれてしまった人も目にした