【ネタバレなし】小沢健二「魔法的」ツアーグッズ「魔法的電子回路」の研究 #ozkn

はじめに

 2016年5月25日より始まった小沢健二「魔法的 Gターr ベasス Dラms キーeyズ」ツアー。

(ライブレポートはこちら)
kagariharuki.hatenablog.com


 そのツアーグッズの中でもとりわけ異彩を放つのが、「魔法的電子回路」なる代物です。
 いわゆる「光り物」で、クリスマスツリーに巻き付ける電飾のように、身体のいろいろなところに巻き付けることができます。
 ひとつ500円で、全4色(赤、青、紫、緑)。
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 筆者は初日と2日目に連続で観に行ったのですが、客席で身に付けていた人は少なかった(全体の2〜3割くらい?)です。
 物販コーナーに寄る時間がなかった人や、「電子回路」の存在自体を知らずに(もしくは興味を持たずに)入場した人も多かったのでしょう。
 そうした状況を受けてか、2日目には客席内で「電子回路」の行商をするスタッフの方もいましたが、それでも「付けている人が若干増えたかな……?」といったくらいです。

 僕個人の意見を言えば、今回のライブで「魔法的電子回路」を身に付けないのは、実にもったいない!
 というか、絶対に身に付けて臨むべき!!
 (ネタバレになるので詳しくは書きませんが)ライブの演出的に「身に付けてきてよかった」と思える場面がありますし、何より僕は、暗転した客席の中いっぱいに「魔法的電子回路」の光が点っている光景を見てみたい。

 というわけで、「魔法的電子回路」の普及と振興を願って、本エントリでは、その装着法の案と諸注意の研究結果を記したいと思います。


「魔法的電子回路」の概要

 先に書いたとおり、各500円で全4色です。
 在庫がたくさんありそうな様子だったので、とりあえず4色全部買ってしまっても良いのではないでしょうか。

 スイッチ部分から2メートルほどのワイヤーが伸びていて、
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 スイッチを入れるとワイヤー部分に埋め込まれた魔法的な何か*1が点灯します。点滅ではなく、点灯しっぱなし。
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 スイッチ部分の大きさは、(一般的なサイズの)USBメモリと同じくらいです。
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 点けっぱなしでも24時間くらい持続するようです。魔法の源*2が2つ入っているので、交換すればもっと長く仕えると思います。
 ワイヤーの根元のあたりにスイッチがあります。
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 そして注意が必要なのが、ワイヤーの先端が尖っていることです。
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 身に付けるときに注意しないと、引っ掻いてしまったり刺さってしまったりする可能性大です。

魔法的コーディネイトの研究

 では、具体的にどんな身に付け方があるのか、研究結果の発表に入ります。ライブで実際に試した方法や、ライブ会場で見かけた他の人のコーディネイトを参考にしています。
 手以外の部分のモデルには、手近なところにいた世界的に有名なでんきねずみ(等身大)を使いました。

頭に巻き付ける

 いわゆるキリストスタイル
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 身に付けた姿は絵になるのですが、暗い客席内で点灯すると、どうしても周りの人の迷惑になってしまう。ということであまりオススメできません。
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 これの派生形で、メガネに巻き付けている人も何人か見かけました。

  • 長所:見た目が神々しい
  • 短所:周りに迷惑

首に巻き付ける

 いわゆるチョーカースタイル。
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 これは危険です。へたに巻き付けると、首に絡まって食い込んで、本当に危ないです。というか僕が危ない思いをしました。

  • 長所:特になし
  • 短所:絡まると苦しい

 首まわりの装着法では、次の方法をオススメします。

首からかける(オススメ!)

 いわゆるネックレススタイル。
 巻き付けるのではなく、首にかける。
 簡単な手順としては、ワイヤーの真ん中で半分に折って、
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 首の後ろからかけて、胸の前でワイヤー同士を巻き付ける。
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 こうすれば、簡単かつ安全に首回りを魔法的に彩ることができます。
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  • 長所:着脱が簡単
  • 短所:スイッチを切ると悪役レスラーっぽい

肩からかける

 いわゆるショルダースタイル。またの名をランボースタイル
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 初日の会場内で、まさにこんなスタイルのスタッフの方を見かけて「カッコいい!」と思いました。

  • 長所:カッコいい(かもしれない)
  • 短所:混雑した中だと光が埋もれがち

手首に巻き付ける

 いわゆるミサンガスタイル。
 これもかなりお手軽な方法ですね。
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 ただ、針金の先端を上手く処理しないと刺さって危ないのと、スイッチ部分がぶら下がってしまうのが悩みどころ。
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 両手に付けた状態で拍手すると、アメリカンクラッカーみたいになってしまいます。面白いけど危ない。
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  • 長所:装着が簡単
  • 短所:針金の先端とスイッチ部分に要注意

 そこで研究した結果が、次の方法です。

手首にスイッチごと巻き付ける(オススメ!)

 いわゆる腕時計スタイル。
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 これならスイッチがぶら下がる心配がないですし、手を掲げたときの見た目もとっても魔法的で素敵です。
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 一人で装着するのはちょっと難しいので、同行者がいれば手伝ってもらうと良いでしょう。

  • 長所:魔法的に綺麗、拍手も問題なし
  • 短所:装着がちょっと難しい、針金の先端にはやはり注意

手全体に巻き付ける

 いわゆるマイケルスタイル
 手首よりも広い範囲を、魔法的に彩ります。
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 スイッチ部分や先端部への注意が必要なのは相変わらず。さらに、この状態で拍手をすると、魔法的な部分*3が手の平に食い込んでほんのり痛いです。我慢できる痛みではあるんだけど。
 さらに、この発展型で、肘から手先まで全体的に巻き付ける方法もあります。
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 手先を明るくしたときは、手を掲げすぎると眩しくて周りに迷惑かもしれませんので、その点もご注意を。

  • 長所:とっても魔法的になる
  • 短所:拍手したときに痛い、周りに迷惑しないよう注意

おわりに

 以上、現時点での「魔法的電子回路」の研究成果になります。
 もちろん、コーディネイトはここで紹介した限りではありません。本エントリを読まれたみなさんが、さらに素敵な魔法的コーディネイトを編み出されてゆくことを切に願います。
 もちろん複数個購入すれば、複数のスタイルの合わせ技もできます。僕は2日目、マイケルスタイル×2とネックレススタイル×2で挑みました。

 まだまだ「魔法的」ツアーは始まったばかり。ライブの回数を重ねるうちに、バンドの演奏はどんどん力を増していくでしょう。それに呼応するように、客席もどんどん華やかになればいいなと思います。見せてくれ、心の中にある光!

*1:いわゆるLED

*2:いわゆるボタン電池

*3:いわゆるLED