小沢健二「流動体について」関連の出演について #ozkn

これからの出演予定


※3/2(木)Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよ更新、「一旦日本を離れます。」とのこと。とりあえず「流動体について」関連のテレビ・ラジオ出演は以上で一段落でしょうか(収録は済んでいるけど未発表、な番組はあるかも)。とはいえ、(フジロック出演のため)遅くとも7月には再来日されるので、近いうちにまたテレビ・ラジオ等に登場する可能性も高いでしょう。……とか書いてたら、こんな文章が追記されていました。

本当に「一旦」ちょっと日本を離れるだけで、すぐ戻ります。離れてねーじゃんと思われるくらい、すぐ。
Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよ
※文字装飾は引用者によるもの

 まだまだ楽しみですね。

はじめに~この記事について

※8/17 (いまさらですが)「Love music」関連とフジロック関連を追記。
※3/3 「Love music」出演情報を更新。
※3/6 「TOKIO HOT 100」の放送の模様を追記。

 この記事では、小沢健二の新曲「流動体について c/w 神秘的」に関する、メディア出演などについて書いています。
 最初にアップしたのは2月20日(月)のことですが、それから、少しずつ加筆修正しています。既に読んだという人も、ちょっと間を開けてアクセスし直してみると、見慣れない話題がでてきておもしろいかもしれません。
 更新したときはTwitterで告知しますので、よければそちらもどうぞ。

流動体について

流動体について

朝日新聞の全面広告「言葉は都市を変えてゆく」について

 2/21の朝日新聞の朝刊に、全面広告「言葉は都市を変えてゆく」が掲載されました。
 
 これまた素晴らしい内容です。新譜の広告でありながら、これ自体が小沢健二の新作です。
 できるだけ、実物を読んでいただきたい。買い逃した人も、Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよ(「←」をクリックした先のページにリンク有り)に紙面のPDFがありますので、ぜひぜひ。
 
 今の小沢健二ならではの、ファンにはとてもしっくりくる内容です。
 ただ、それが世間の日常の象徴であるところの新聞朝刊にまぎれこんでいるのがとても不思議で、なんだか妙な非日常感があっておもしろい。

 それでいて、新聞を日常的に読む人たちにとって最もしっくりくるレイアウトで読み応えのある文章を載せるのは素晴らしいアイデアだと思います。
 現在のネットに軸足を置いた情報発信からは一番遠いところにいる人たちのところへ届く、理想的な広告の形でしょう。
 朝刊を読むのを日課にしている御隠居が「この小沢健二という若者は面白いな!」と思ってCD屋へ足を運んだりするかもしれないな、なんて想像すると楽しくなってきます。
ただ、御隠居の活動圏内にまだCD屋が残っているかが問題ですが……。
 
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メディア出演について

 「流動体について」リリースにあわせて、メディア出演も(ここ20年間では)最多になっています。

2/24(金)テレビ朝日「ミュージックステーション」

 一発目はMステ。1997年の「ある光」以来、20年ぶりの出演でした。
 楽曲は「ぼくらが旅に出る理由」「流動体について」の2曲。同じ日にX JAPAN(こちらは通常放送では21年ぶり)など全8組の出演でしたが、錚々たる面々を抑えての大トリで、約15分ほどの尺が割かれていました。
 小沢健二本人が「対になっている2曲」「イントロが長い曲」「アウトロの短い曲」と述べたように、イントロの長い「ぼくらが旅に出る理由」を1番だけ歌ってから、アウトロの長い「流動体について」をなんとフルコーラスで披露。ボーカルだけが生で、演奏はスタジオ音源をそのまま流す(要はカラオケ)形式でしたが、メンバーは、キーボード・森俊之、ドラムス・白根佳尚、パーカッション・及川浩志、アナログ機材・HALCA(HALCALI)といった「魔法的」バンドの面々*1に加え、ベースに辻村友晴(キセル)、そしてストリングス楽団を加えた豪華な編成でした。

  • メンバーによる投稿(OA前)

森 俊之 on Twitter: "その2/24(金) M.ステーションに、小沢健二君のバンドでご一緒します。小沢君、この告知の仕方、最高!^ ^

https://t.co/mPpqsPRAUv"

森 俊之 on Twitter: "めーっちゃ楽しみ!久々に白根君や木暮っちとやれるし!ちなみにキタローさんは一昨日も大暴走してたよ。w 小沢君の新曲2曲ともヤバいね〜!^ ^ https://t.co/xchb68XmhQ"

白根佳尚 on Twitter: "本日20時からのミュージックステーションに出演させてもらいます。
レコーディングさせて頂いた曲で番組にも出られるなんて光栄です。ありがとうございます。
#小沢健二 #流動体について https://t.co/kt8bdJPOPL"

  • メンバーによる投稿(OA後)

森 俊之 on Twitter: "パーカッションは長年小沢君を支える及川浩志くん。コーラスはHALCALIのHALCAちゃんです。 https://t.co/ke7b2h4X6p"

森 俊之 on Twitter: "そしてドラムは、注目若手グルーヴドラマー白根佳尚くん。今日はイアモニ片方あえて外して、彼の生音聞きながらやってました。気持ちいいグルーヴを。"

白根佳尚 on Twitter: "森さん、昨日もありがとうございましたー!
後半の辺りなんて、まるで去年のライブの空気でしたね。笑

また今年もよろしくお願いします🙌 https://t.co/b8aYtArwdN"

www.instagram.com
 
 また、ミュージックステーションの公式サイトの「アフターMステ」のコーナーに、小沢健二の手書きコメントも掲載されています。
 番組の最後に「20年間、この番組が20年間音楽を灯し続けていたことに感動しています」と述べていましたが、それに通じるコメントが書かれています。ぜひ実際に(筆跡も込みで)ご覧ください。あと、同日出演の平井堅のコメントも必見です*2
 
 さらに番組内で、本人の口からいきなり「今年のフジロックフェスティバルに出ます!」「去年のツアーのアンコール」「ブギーバックとかやります」の電撃発表もあり。マジですか。
 僕はびっくりして思わず「フジロックフェスティバルに出ます」発言直後のCM中にフジロックの3日通し券を買っちゃいましたよ。購入してから、3日通し券が約4万円もすると気づきましたよ。人生初フジロックですよ。

2/24(金)日本テレビ「NEWS ZERO」

※こちらに、id:ozawa100さんによる出演部分の書き起こしがあります。見逃した方、あらためて読み返したい方はぜひぜひ。
ozawa100.hatenablog.com
 村尾信尚キャスターによるロングインタビュー(演奏は無し)。番組自体は生放送ですが、約1時間の事前収録を10分弱に編集したものがOAされました。
 話題は、19年前に日本を離れ渡米した理由や、アメリカ大統領選、いわゆる第三世界の国々*3を旅した3年間など。
 ファンでも初めて聴くエピソードが多く、とても貴重な内容でしたが、10分弱では物足りなく感じてしまったのもまた事実。「続きをもっと聞かして!」と言いたい。少なくとも、2月22日(水)の同番組内での予告映像で「これ以外に生き方が見つからない」と語っていた箇所や、Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよで2月25日に書かれている「『人種』なんて無い」の話はカットされてしまっているので……。
 何らかの形でロングバージョンが公開されることを、切に願います。

2/26(日)NHK FM「きらクラ!」

 ふかわりょうと、(「東京の街が奏でる」に参加した)遠藤真理がパーソナリティーの番組です。

特報!
2月26日(日)放送の「きらクラ!」に、
シンガーソングライターの小沢健二さんが出演します!
1990年代―「フリッパーズ・ギター」解散後、
ヒットを連発した希代の“カリスマ”が「きらクラ!」で何を語るのか!?

オザケン×ふかわりょう×遠藤真理=???
【神回】の予感…お聴き逃しなく!!
きらクラ! - NHK

 既にOAされましたが、これまでのメディア出演の中でもとくにトークの密度の濃い内容になっていました。

 個人的に書き起こしをおこないましたので、よろしければそちらを。
kagariharuki.hatenablog.com

3/1(水)日本テレビ「スッキリ!!」

※こちらに、id:ozawa100さんによる出演部分の書き起こしがあります。見逃した方、あらためて読み返したい方はぜひぜひ。
ozawa100.hatenablog.com
 昨年、METAFIVEがまさかの生出演&生ライブをしたことも記憶に新しい「スッキリ!!」。2016-2017年にフリッパーズ・ギターが2人とも(別々にだけど)生出演したテレビ番組、これだけですよ。なんなんだ。
 「HARUNAまとめ」のコーナーに出演し、渡米の理由、活動再開のきっかけなどについてトークした後に、「流動体について」を生ライブ。
 トークでとくに繰り返し用いられていた重要なキーワードが「インプット」と「アウトプット」。加藤浩次の「いろいろインプットして、いまはアウトプットするところですか?」の質問にすかさず「そうです」と笑顔で答えていた姿が印象的でした。
 ライブは、(Mステ同様に)ボーカルのみ生で、他はCD音源のまま。フルコーラスではなく、「地下鉄の地図を隅まで見てみるけど」のあと「だけど意志は言葉を変え」まで一気に飛びました。メンバーは、キーボード・森俊之、ドラムス・白根佳尚、ベース・辻村友晴(キセル)、それとヴァイオリン奏者の女性がいらっしゃいました。全国に潜むショッカーへ向けた「歌おう!」の呼びかけもあり。


 ライブ後には、本気の小沢ファンだという宮崎哲弥と日テレアナウンサーの森圭介の2人が小沢健二の音楽への思い入れを語った上で、本人と握手して感極まっている場面も。さらに、日テレ社内のあちこちから小沢ファンがスタジオ観覧に集まっていたらしく、その騒然ぶりは加藤浩次が「レディー・ガガ以来」と喩えるほど。
 なお、まったくの余談ですが、紹介VTRの中で「ブギーバックはこんなにカバーされているんです!」とカバーしているアーティスト名の一覧が映ったんですが、あれ、たぶん僕のこの記事を参考にされたんじゃないですかね? そうじゃないと出てこないようなアーティスト名がぽつぽつ目についたので。いや、別に構わないんですが……。

3/5(日)J-WAVE「TOKIO HOT 100」

 クリス・ペプラーがナビゲーターをつとめるヒットチャート番組。
 小沢健二のゲスト出演部分は現在、radikoでタイムフリー聴取が可能です。
radiko.jp
 個人的に書き起こしもおこないましたので、よろしければそちらも。
kagariharuki.hatenablog.com

 なんといっても最大の聴きどころは、クリス・ペプラーに「アルバムの構想」を尋ねられた小沢の慌てっぷり。「あわ、あわ、あわわわわ……」と口ごもってから、ボソッと出た言葉が「……楽しみに」。どういう意味なんでしょうか。楽しみにしていていいんでしょうか。
 CDやサイトのデザインを自身でおこなっている理由や、Spotifyのようないわゆる定額音楽配信サービスに対する考え方など、これまであまり語られてこなかった話題も多く、かなり面白いです。

3/10(金)日本テレビ「バズリズム」

 バカリズムと、羽田空港にてトークしているそうです。バカリズムのリクエストにより、「一番好きな曲」の弾き語りもあり。

前田直敬 on Twitter: "天才と天才が出会う姿が見たかった!
小沢健二×バカリズム トーク@羽田空港。
【バズリズム】3月10日放送です。 ※一部地域除きます #バズリズム"

※番組プロデューサーによる告知

バカリズム on Twitter: "ロケ終了。
楽しかったあ。
ずっとしゃべっていられる感じの収録だった。"

※この「ずっとしゃべっていられる感じの収録」がこの3月10日放送分の収録か不明ですが、可能性は高いと思います。

バカリズム on Twitter: "来週はオザケンさんと雑談で盛り上がります。
弾き語りは僕が一番好きな曲をリクエストしました。お楽しみに。
#バズリズム"

3月11日(土)マガジンハウス「GINZA 4月号」

 マガジンハウスの雑誌「GINZA 4月号」。

3月12日発売のお洒落雑誌『GINZA』の、音楽特集の序文を書きました。『流動体について』のジャケットをデザインした過程について(あのサイズや切り込みは何なのか? 読むとジャケットの見え方が変わります)ですが、本当はもう少し、大きな話かも。
 素敵な顔ぶれの特集です。
Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよ

 ……とのことです。
 (90年代の「Olive」での連載「ドゥワッチャライク」はもちろんのこと)2010年以降も、「GINZA」を含むマガジンハウスの雑誌にはたびたび登場されていますね。

4月23日(日)24:30~25:25 フジテレビ「Love music」

さまざまな著名人がビデオレター形式でゲストへのメッセージや質問を送り、ゲストがそれに答える構成で送る。

小沢の収録は「90年代にロックな人生を送っていた」という、とある場所で行われた。ライブコーナーでは岡崎京子のマンガに囲まれたセットで、GAMO(東京スカパラダイスオーケストラ)とともに「ドアをノックするのは誰だ?」を披露するほか、2月22日にリリースした19年ぶりのシングル「流動体について」も歌う。
フジテレビ「Love music」が日曜深夜へ、長渕剛と小沢健二が初出演 - 音楽ナタリー

 ファンを公言している著名人も多いですから、どういった方が出演するか楽しみです。
 また、「ドアノック」を披露するということで、「歌おう!」ではなく「踊ろう!」の呼びかけがあるかもしれませんね。

7/29~31 FUJI ROCK FESTIVAL '17(1日2ステージ、2つの別セットで出演)

 2月24日(金)「ミュージックステーション」の生放送中に本人の口から突然発表。
 まだフジロックの公式サイトには出演情報自体掲載されていません。もちろんタイムテーブルや出演ステージ等も不明です。
 ……が、Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよの3月10日付の文章でいろいろ詳細が明かされています。「1日2ステージ、2つの別セットをやります。」とのこと。ほかにも重要なヒントが散りばめられているので、ぜひ全文お読みください。
 「未来のヒット曲」ってつまり、魔法的の他の曲もリリースする予定、と捉えていいんですよね……?
 あと「フリッパーズ再結成とかそういう暇は」って話題が藪から棒な感じがする(そんな噂を目にしたことがない)けど、なんなんでしょうか。芸人的な「振り」だったらどうしよう。
 とりあえず僕は3日通し券を取ったので、たぶん行きます。

※8/17追記
 行きました。詳しくはこちら。
kagariharuki.hatenablog.com
kagariharuki.hatenablog.com

9月6日(水) シングル『フクロウの声が聞こえる c/w シナモン(都市と家庭)』発売

9月6日(水) 絵本『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』

フクロウの声が聞こえる(完全生産限定盤)

フクロウの声が聞こえる(完全生産限定盤)

アイスクリームが溶けてしまう前に (家族のハロウィーンのための連作) (福音館の単行本)

アイスクリームが溶けてしまう前に (家族のハロウィーンのための連作) (福音館の単行本)

 フジロックで発表になった、新たなシングルと初めての絵本。楽しみです。
 こちらについては、また頁をあらためて書きたいと思います。
 
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*1:残念ながら、ギター・木暮晋也とベース・中村キタローはスケジュールが合わなかった模様

*2:ドラえもんがあまり似ていないのはご愛敬。あとハットリ君はA先生のほう……

*3:番組内では「発展途上国」と表現されていましたが、以前本人が「第三世界」と言っていた覚えがあるので、それに倣いました